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蓄積型体験学習詳細
6e4j8さんの記録 |
2024年10月24日(木) |
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 伊良林小学校 |
実施日 2024年5月19日~2024年10月18日 |
実施時間 実施回数:9回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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運動会での手伝い(写真撮影、テントの片づけなど)
授業中のサポート(テストの丸つけ、個別指導、校外学習の見守りなど) |
活動の総括
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1.“主体的な学びを促すための声掛けや授業の工夫について学ぶ。”について
実習期間中は低学年から高学年まで様々な学年の学習支援に入りました。その中で、発達段階による声掛けの違いや、児童の特性に応じた声掛けの仕方など状況や実態に応じた異なる声掛けの仕方について学ぶことができました。
小学校1年生は、授業内で主体的に学ぶ姿勢を身につけさせるというよりは、授業に主体的に参加できるようになるような工夫を多く見ることができました。発表をする際に、最初から全員に当てるというように伝え、自分の考えをしっかりと伝えられるように一人ひとりの意見に対し絶対に肯定的な反応を返している様子が印象的でした。そうすることで、発表することに消極的になることが少なくなり主体性の向上に繋がっていると感じました。
また、高学年の6年生の授業では、修学旅行前の道徳の授業で、授業を通して児童が感じたことを実際に修学旅行にどのように活かすかということを児童自身に任せていた点が印象に残っています。実際に、修学旅行の消灯後にどのように過ごすかといった内容の題材を読み、消灯時にどのように過ごすのが最適かをそれぞれが考える授業を行っていました。そこで、どれが良いかなどを伝えるのではなく、「皆さんがどう過ごすか考えて当日行動してね」と声掛けをしていました。そこで、児童の自主性に任せることで、指示されて行動するだけでなく自分で自分の行動に責任を持つという経験に繋がり主体性が向上するきっかけになっていると感じました。
このことから、児童の自主性を養うために、普段の授業の仕方や声掛けで少しずつ自主性を養いながら、特別活動など学校外でそれを向上させる機会を提供することができるということを学びました。
2.“児童ひとりひとりが安心して過ごせる学級づくりについて学ぶ。”について
多くの学年の授業や学級の雰囲気を観察して、掲示物などは学年によって様々なものがあったことが印象的でした。それぞれの児童の誕生日を掲示していたり、下校の際に学童に帰るのかお迎えが来るのかということを可視化して掲示していたり、係のメンバーや仕事内容を掲示したりしていました。それぞれの掲示物に児童一人ひとりの名前が載っているため、児童が「これ僕だよ」や「私の誕生日あそこに書いてるんだよ」など嬉しそうに教えてくれるということが多くありました。実際に一人ひとり係の役割があったり、自分の名前があったりすることで、教室を一つの居場所として考えることができているのではないかと感じました。
また、休み時間の過ごし方で、中休みの時間帯に教室に残って前回の授業で終わらなかった漢字の練習をしている児童がいる時に、無理に外で遊ぶように促していないところも過ごしやすい環境づくりに繋がっていると感じました。「漢字は後でもいいから外で遊んで来たらいいんじゃないかな?」と声掛けをして、児童が「漢字練習する」と答えるとそれを理解し、無理に外遊びを強制せずに児童がやりたいことを認めていました。また、休み時間も先生が教室の中か、近くにいるため先生に話しかけている児童を見ることも多かったです。児童が伸び伸びと過ごすことができ、いつでも先生と話すことのできる環境をつくることで児童が安心して学級で過ごすことができているということを学ぶことができました。
3.“地域との関わり方について学ぶ。”について
学校と地域の関わりについては、2年生の校外学習の町たんけんにおいて見ることができました。また、普段から朝の登校の時間帯に「見守り」というプレートを付けて挨拶をしている方も見ました。
校外学習は商店街のお店に質問をしに行くという活動で、商店街の方の理解と協力に加え学校と地域の良い関係の上に活動が成り立っていると感じました。商店街に行くまでにも地域の方が挨拶をしてくださり、児童が商店街まで歩いている様子を見守ってくださっている様子が印象的でした。また、実際に質問をしに行った際に、お買い物に来た地域の方が「がんばってね」と言ってくださったり、笑顔で子どもたちの様子を見ていたりと地域全体で子どもを見守っているという様子を実際に見ることができました。
学校を出る前には、どのような質問をするのかをしっかりと確認し失礼のないように何度か練習をしている様子も印象的でした。児童に、商店街の方は仕事の時間に質問に答えてくださっているということなどをしっかり伝えることで、児童も地域の方たちへの感謝をしっかり伝えることができており、郷土愛の育成にも繋がっていると感じました。
学校と地域の関係を切ってしまわないように、地域に開かれた学校をつくるにはどのような地域との関わりができるのかということを学ぶことができました。
今回の伊良林小学校での実習でたくさんのことを発見し学ぶことができました。この経験を次に生かしていきたいと思います。伊良林小学校の先生方や子どもたちには本当にお世話になりました。ありがとうございました。 |
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