蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

kz9grさんの記録 2024年7月18日(木)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎大学教育学部 附属中学校
実施日 2024年6月13日~2024年7月12日 実施時間 実施回数:7回  実施時間:25時間

活動内容の概要
・授業観察
・振り返りシートへのコメント記入
・授業前準備(布の裁断、教材づくり)
活動の総括
1「授業中の適切な指導方法を知る」について
今回の実習では、洗濯に関する授業を観察した。授業では目に見えない汚れについてニンヒドリンで可視化した衣類をプロジェクターに出すことで、着用した衣類にどれほど汚れがついているのかを意識させていた。そこから生徒の発言を拾いつつ、水洗いではいけないのかという問いにつなげ、洗剤を使う意味を調べたくなるように生徒の意欲を引き出していた。このように、生徒に問題意識を持たせることが主体的な学びへの第一歩だと考えたので、「なぜ」が引き出せる授業を行えるように今後の実習などでは生徒の反応をより細かく見ていくようにしたいと考えた。
また、裁縫の授業において得意な生徒が苦手な生徒に対して教えている場面を見ることがあった。そこで教員が介入せずとも解決ができることもあるということに気が付き、生徒同士の関わりに任せるということも大切なのだと考えるようになった。

2「生徒の実態を把握する」について
今回の実習では食生活に関する授業を観察し、その中で献立を立てる時のポイントを考える場面があった。生徒は小学校で学習した内容や今までの生活を思い出しながら様々な案を出し、最終的にクラスで25個程度も案がでた。私は先生がどのような助言をして生徒から案を引き出すかに注目をしていたが、それをせずともこれほど多数の意見が出ることに驚いた。そのため生徒のできる範囲を決めつけず、机間指導などで生徒の反応を見ながら指導をしていくことが大切であると考えた。
また、特に実技の授業において振り返りシートに疑問点を記入している生徒がいた。このことから振り返りシートは授業中に質問できなかった生徒も質問がしやすく、集団授業の中でも先生と生徒の一対一の関係がつくりだせるものでもあるということに気が付いたため、自分が教員になった際には活用していきたいと考えるようになった。

3「授業前の準備を知る」について
今回の実習において授業前の準備として布の裁断や教材づくりを行った。布の裁断では無地の布ではなく、線の引いてある布を切った。これには裁縫が苦手な生徒にとって線があるとガイドラインになり、縫いやすいからという意図があった。授業では裁縫が得意な生徒は無地で、苦手な生徒は線の引いてある布を使っており、生徒に合わせた授業ができるように工夫をしていることが分かった。そして教材づくりでは、以前先生が使っていた教材をもとにしてまつり縫いの縫い方を割り箸や毛糸などを用いて実演できるような教材を作成するように頼まれた。このような教材を作ることは生徒がまつり縫いの縫い方を教科書の絵や写真だけではつかみづらいということを知っていないと思いつかないと考えた。これらのことから生徒のつまずきやすいポイントを把握してどのように工夫をすれば解消されるかということを意識しながら授業前の準備を行うことが大切だと考えた。

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