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蓄積型体験学習詳細
体験分野 その他の実習 |
活動の名称 野外体験実習 |
実施施設・機関等 時津町立 時津小学校(野外体験) |
実施日 2024年9月18日~2024年9月19日 |
実施時間 実施回数:1回 実施時間:10時間 |
活動内容の概要
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〇フィールドアスレチック・沢登り・ナイトウォーク
・声掛け・見守り
・安全確認
〇野外炊飯
・二班分の見守り
・おの、包丁など、危険なものを扱う際の声掛け・サポート
・活動補助・支援
・片付け時の声掛け
・振り返り活動の見守り
〇その他の活動
・入浴の声掛け
・就寝の呼びかけ
・部屋の清掃の見守り・サポート |
活動の総括
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1.児童や現場の先生たちとよりよいコミュニ―ケーションをとる・主体的に行動する
児童とは初対面であり、野外体験実習の緊張感も影響して、最初は挨拶を交わすだけの関係に留まっていた。しかし、フィールドアスレチックの活動や沢登などの活動を通じて、多くの児童と積極的に会話を楽しむことができ、彼らの興味や特長を理解する機会が増えた。これにより、さまざまな話題で会話が弾み、一緒に楽しむこともできた。
率先して行動する点については、周囲の先生方の動きをよく観察し、自分にできることを考える余裕があった。しかし、多くの活動では学校の先生に指示されてから行動を開始することが多く、自発的に動く機会が限られていた。このため、今後は「自ら率先して行動する」ことを一層意識し、児童たちの模範となるよう努めていきたい。自分から積極的に声をかけたり、行動を起こすことで、児童たちとの関係をさらに深めていく必要があると感じている。
2.集団宿泊活動において児童がその前後でどのような変化がみられるのか、どのようにしてそれが起こったかについてよく観察することを通して、活動の意義を学ぶ
宿泊活動を通じて、児童がその前後でどのような変化を見せたのかを観察し、活動の意義を学ぶことができた。宿泊学習当日に児童たちと出会った私は、事前の様子を知らなかったが、2日間の活動を通じて彼らの成長を感じることができた。
まず、自分のことは自分で行う力だ。宿泊学習では、食事や就寝の準備、片付けなど、普段は大人が行っていることを自分たちでやらなければならなかった。この経験を通じて、児童たちは自立心を育み、日常生活の大切さを実感したのではないかと思う。
次に、仲間と協力して物事を成し遂げる力が育まれた。沢登りでは、個々がどんどん進んでしまう場面も見られたが、野外炊飯では班の中で協力してカレーを作り、他の班の片付けを手伝うなど、自然と助け合う姿が見受けられた。
さらに、児童たちの感謝の気持ちや優しさが成長した様子も印象的だった。例えば、沢登りの際に私が児童たちの水分を持っていたことに気づいた一人が、「先生、僕たちの分も持ってくれてありがとうございます。俺も持とうか?」と声をかけてくれた。このような発言から、感謝の気持ちだけでなく、彼らの優しさに触れることができた。他の場面でも、感謝を伝えたり、他者を思いやる姿が見られた。
最後に、野外体験活動を通して今後の課題を見つけ、これからの学校生活につなげていくことに意義を感じた活動を通じて得られた成長を、日常生活にどう結びつけていくかが重要であると思う。
3.指導者のリスクマネジメントを学ぶ
野外炊飯を通じて、いくつかの危険箇所と、それに対する適切な対応を観察した。特に薪割りでは、自然の家の職員が刃物の扱い方を丁寧に指導し、人通りの少ない場所での作業を呼びかけていた点が印象的である。私自身、その作業場所を意識できていなかった。包丁の扱いについては、ジャガイモの皮むき中に手を切る危険が見られた際などに、必ず声をかけるよう心がけた。
しかし、反省点として、児童ができることを私が代わりに行ってしまったことが挙げられる。宿泊学習の主役は児童であり、彼らが自ら行動できるよう促すことが重要である。児童の成長を考え、できていないことに対しては、まず児童自身が気づくようサポートし、一緒に取り組む姿勢が求められると感じた。さらに、私は活動の中で手を骨折している児童の見守りを任されていた。フィールドアスレチックなどでは私だけではなく、その児童が所属する班員が気づかいを行い、その児童もできる活動を全員で考える様子を観察することができた。しかし、沢登りになると自分自身が登りきることやほかの児童の見守りに気を取られ、その子のことをよく見ることができていなかった。広い視野を持って全体を見る力や特に注意してみるところの判断力をこれから身につけていく必要があると思った。 |
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