蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

50r7xさんの記録 2024年7月12日(金)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援 実施施設・機関等 長崎市立 式見小学校
実施日 2024年5月26日~2024年7月12日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:20時間

活動内容の概要
<運動会>
・会場設営、撤去
・用具の準備、片づけ
・競技の補助

<学校活動>
・授業中のサポート(丸付け、机間指導など)
・給食指導
・休み時間の活動
活動の総括
1.学校行事での支援について
 運動会では、主に会場設営や撤去、競技で使用した用具の準備や片づけを行った。次々とプログラムが進んでいく中で、慎重かつ素早い動きが必要だと思ったが、いざやってみるとタイミングや程度が難しかった。また、児童の安全を確保したり、保護者や地域の方々と交流したりなど、あらゆる方面への配慮が大切だと感じた。
 私はこの運動会を通して、集団を動かす力の大きさについて考えた。大勢の人々がいる中で円滑に進行するためには、その人々をまとめること、人々をまとめるためには、その動機を作ることが大切になるのではないかと考えた。何か指示を出す際にはその指示の意図を伝えることで、全員が同じ方向を向いて行動することが出来るようになる。さらに、1人の力だけでは集団として物事を進めることが出来ないので、多くの人の力を借りることも重要だと感じた。そのためには、コミュニケーションを積極的に取り、役割分担をして仕事を全うすることが必須だと思った。

2.複式学級での支援について
 主に授業中の机間指導や、休み時間の活動に参加させてもらった。式見小学校は小規模校であり、3.4年生と5.6年生は複式学級であった。複式学級での授業は、私自身参観するのが初めてだったので、どのように行われているのか、その実態を知り、どんな支援が必要になるのか考え行動することを目的としていた。片方の学年に教師がついて授業をする間はもう片方の学年は児童たちで授業を進めていた。主に音読や練習問題をする場面が多かったが、児童たちは自分たちで何をすべきか、流れや方法を知っている様子だったので、特にそこに時間がかかってしまうなどの課題はなかった。教師は、片方の授業の空いている時間にもう片方の指導に入るなど、常に両方の進度や内容について考えているようだった。授業の中では、「全員の意見を聞く」という、小規模校ならではの利点もあり、児童の向上心につながると感じた。
 私はしばしば丸付けやサポートに入り、わからない問題を教えたりアドバイスをしたりした。児童が自らで答えを導き出し自信につなげることが出来るように、児童を褒めたり成長を実感させられたりするような声掛けを意識した。

3.休み時間の活動について
 式見小学校の児童はみんな仲が良く、休み時間も性別や学年も関係なく遊んでいた。誰がいつ入ってきても、仲間外れにしたり意地悪をしたりなどの様子は一切なく、みんなでルールを作って楽しめるような工夫をしていた。
 支援に関しては、どこまで許容してどこから指導すべきか判断が少し難しいことがあった。児童同士の小さな言い争いだったり、遊び方であったり、児童が楽しむことを優先するばかりでは何でもありの状態になってしまう恐れがあるのでいけないし、だからといって教師側がひどく制限したり決まりを作ってしまったりしても、児童の自主性や主体性がなくなったり、純粋に遊ぶことを楽しいと思わなくなってしまったりするのではないかと考えた。一緒に遊ぶところとしっかり指導するところとのメリハリをつけることが重要だと考えた。

 以上3つの観点から活動の総括とした。この学習支援学習では、実習生として教師側の立場ではあったが、自分の中ではまだ少し児童側に近かったと感じるところもあったので、完全な教師の立場として支援することが出来なかったのは反省点である。しかし、式見小学校の先生方をはじめ、児童や地域の方々などからもたくさんのことを学ぶことができ、とても楽しく、温かい空間で過ごすことが出来た。今回の学習支援学習を通して学んだことや考えたこと、感じたことなどを来年の主免実習や再来年の学習支援、さらには今後の教師生活に十分に生かしたい。

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