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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 小江原中学校 |
実施日 2024年9月19日~2024年9月27日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40.5時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(机間指導,個別指導)
・休み時間や昼休みにおける生徒とのふれあい(主に合唱コンクールに向けての練習)
・行事補助(合唱コンクールの得点集計) |
活動の総括
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1."教員の立場からの教育に対する理解を深め,実感を得る"について
学級経営の目標について深く考えることができた.今までの学生としても実習生としてもクラスを見てきて,魅力的なクラスであったり,クラス活動として独自のことをしている先生方を素敵に感じることはあったりしたが,どれもその時その時の断片的な感想であった.そのため,自分が担任しているクラスをどんなクラスにしたいか,クラスのまとまりとは何か,などといったことについては見通しを持てずにいた.しかし,今回の実習の中で,合唱コンクール本番やそれに向けて盛り上がりを見せていく生徒たちを見ていて,「今やることに熱中できる環境」があるクラスにしたいと考えるようになった.実際には,クラス規模その時の事情で,やりたいことは変わってくると思う.それでも,担任になった際には,学校行事を1つの節目として大切にし,その都度生徒たちに個人の目標や学級について振り替える時間を取り入れながら,全体が1つになった時の力の大きさを言葉にしていこうと考えるようになった.
2."広く,できるだけ深く生徒を観察し,理解を深める"について
私は生徒と話している時(特に教えている時),生徒の顔も見ていないくらい,視野が狭くなっていることに気が付いた.生徒の反応は声やなんとなくのしぐさから読み取っていた.これでは一方的なやり取りになってしまっていた.そのため,これに気づいてからは,生徒に教えるときにこそ落ち着いて,生徒の表情を見ることを大切にした.そうすることで,生徒に対して一方的ではなく,生徒からも刺激を受けることができた.このようにしていると,「生涯学び続ける教師」になれるのだと感じた.そのため,これからも,生徒よりも先を見ていながら,手元の生徒を大切にすることで,より良い教師像を模索したい.
3."理科教育に対する知識・理解を深める"について
いくつかの授業で章の振り返りをしている様子を見ることができた.ある授業では,先生がコピーした問題(ワーク)を全員配布し,生徒たちに教科書・ノート見てOKの形で復習させていた.また別の授業では,確認小テストの点数で生徒をコース分けし,そのコースのプリント(オリジナル問題)をクリアしたら次のコースにランクアップ.最後のコースまでいった生徒は同じ班でまだ問題を解いている子に教える"子ども先生"の役をしていた.前者では,スラスラ問題を解ける子と,ずっと教科書やノートで調べていて,なかなか進まない子が二極化していた.一方後者では.最後のコースまで到達した生徒が少々時間を持て余している様子が見られたが,ほとんどの生徒がガリガリ手を動かして,学習を進めていた.以上のことから,中学生が学習を進めるためには,かつての予想以上に教師による誘導がまだまだ必要であると感じた.そして,授業中に丁寧な誘導をすることで,生徒たちも,自分の中での成功体験を蓄積させていき,家庭学習や学習に対する意欲の向上が期待できると考えた.そのため,受け持つ理科の授業については特に,丁寧な下準備をしていきたいと考えるようになった. |
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