蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

ShihOさんの記録 2010年11月22日(月)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島実習 実施施設・機関等 壱岐市立志原小学校
実施日 2010年11月15日~2010年11月21日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:48時間

活動内容の概要
○授業参観・支援
○公民館長講話
○学習発表会補助
○給食指導
○子どもたちとの登校
○掃除指導
活動の総括
 離島実習では,大変貴重な経験をさせていただいた。実習計画に挙げていた以下の3点に視点を絞って実習を振り返りたいと思う。

1.少人数学級,複式学級について
 志原小学校は,1年生と2年生がそれぞれ単式学級,3・4年生と5・6年生が複式学級,そして知的障害児が在籍するいちご学級,難聴児のみどり学級の2つの特別支援学級で構成されていた。1年生と2年生は単式学級ではあるが,学級の子どもたちの人数は長崎市内の学校と比べると大変少ない。少人数の学級では,担任教師が子どもたちにきめ細やかな指導をすることができるといったメリットがあることが分かった。しかしながら,少人数であるために人間関係が固定されてしまい,多様な人間関係を築くことができないといったデメリットもあることを知った。
 複式学級は,2つの学年が一緒の教室に在籍し,共に学習に励む。複式学級の子どもたちは,上学年と下学年を繰り返し経験し,上下のつながりが大変強く,互いに刺激を受け合いながら生活していた。上学年の時にはお兄さん・お姉さんとして下学年を引っ張って行こうとし,下学年の時には上学年のお兄さん・お姉さんといった存在として見ながら,自分もあんな風になりたいと憧れを抱くようだった。複式学級での授業は,教師の直接指導と間接指導の時間がある。子どもたちは,授業の流れ(つかむ→調べる→ねりあげる→ふりかえる)をしっかりと把握しており,ガイド役の児童が指示しながら自主的に学習を進めようとする姿勢が見られた。間接指導中には,「ひとり調べ」の時間を多く取り,一人ひとりが自分の力で問題を解決しようとしたり意見をまとめたりすることができていた。教師は2つの学年を「わたり」と「ずらし」を巧みに使いながら指導しなければならず,複式学級での授業の難しさも見ることができた。複式学級のメリットは,他の学年と関わりながら生活することができること,授業ではガイド役を中心とした自主的な学習を進めることができることだと感じた。デメリットは,他の学年との相性が悪かった場合に自分たちらしさを押し殺して堅苦しい生活を送らなければならないことだと感じた。
 また,少人数学級や複式学級の先生方や子どもたちと関わり,小さな学校ならではの縦のつながりの強さを感じた。掃除の時間は縦割り班で掃除を行い,上の学年の児童がリーダーとして班をまとめる。お兄さん・お姉さんとしての自覚から,しっかりと下の子どもたちに掃除のしかたを教えたり,指示を出したりしていた。人数が少ないために人手が足りないとも考えられるが,全校で協力して様々なことに取り組もうとすればどんなことも楽しくなるということを知ることができた。

2.学校,家庭,地域の連携について
 1週間の実習の中で,最も驚いたのがあいさつである。通学路で出会った方々は子どもたちに必ず声をかけ,子どもたちを見守られているようだった。パトカーでパトロール中のお巡りさんもスピーカーで「行ってらっしゃい。」と声をかけてくださり,子どもたちは安心して登下校できているのではないかと感じた。また,民宿のおばあちゃんと話をしていると,他の家の子どもの名前を出してもすぐに「あぁ!あの子ね!あの子は○○やもんね。」というようにどの子どものことも知っているようだった。実習最終日の学習発表会にはお父さん・お母さんだけでなく,おじいちゃん・おばあちゃん,お兄ちゃん・お姉ちゃん,妹・弟などの家族や地域の農協の方,交番のお巡りさん,公民館長さんまでたくさんの人が見に来られていた。学校の行事に地域のみなさんが参加し,協力して行事を成功させようとされていた姿がとても印象的だった。さらに,課外活動のバレーやソフトの練習のお迎えに来られた保護者の方々は,ボール拾いや片づけを手伝っており,あたたかさを感じることができた。
 たくさんの人に大切にされている子どもたちは,どんなに幸せ者なんだろうと思った。たくさんの人に大切にされているから,子どもたちの心が優しく笑顔がキラキラ輝くのではないかと考えた。

3.壱岐の特色を生かした教育について
 子どもたちと一緒に通学していると,道の両面に田畑が広がっていた。志原小学校の校区は農業が盛んで,生活科や総合的な学習の時間に米や枝豆,さつまいもを栽培し収穫する学習が行われていた。学習発表会では,収穫したものでカレーを作り,会食をする。地域で盛んな農業を学校の学習に取り入れるといった教育を行うことで,自分たちの住む地域について理解することができたり,栽培や収穫の際には地域の方と協力して活動を行うことができたりといった利点が多くあることが分かった。

 1週間の実習で,私は壱岐のようなぬくもりのあるあたたかい人たちに囲まれたところで教師をしたいと強く感じた。地域の方,先生方,保護者,子どもたちのどの方たちも優しく,明るい方ばかりだった。生活は少し大変なこともあると思うが,壱岐の人のあたたかさがあまりにも魅力的だった。

 志原小学校の保護者・地域の皆様,突然現れた実習生に通学路で出会った時や学習発表会の時によく声をかけてくださりありがとうございました。実習への不安はすぐに吹き飛び,充実した実習となりました。1週間お世話になりました。
 志原小学校の児童の皆さん,皆さんの気持ちのいい挨拶とキラキラの笑顔にたくさんのパワーをもらいました。一緒に勉強したり遊んだりして,壱岐のことや志原小学校のことが大好きになりました。素敵な先生になれるように頑張ります。1週間ありがとうございました。
 先生方,1週間というとても短い期間ではありましたが,長崎市では経験のできない貴重な体験をさせてくださり本当にありがとうございました。先生方のような素敵な教師になれるよう頑張りたいと思います。1週間本当にお世話になりました。

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