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蓄積型体験学習詳細
Ak9r8さんの記録 |
2024年12月12日(木) |
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 長崎市立 上長崎小学校 |
実施日 2024年5月10日~2024年5月26日 |
実施時間 実施回数:4回 実施時間:20時間 |
活動内容の概要
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授業中のサポート(テストの○つけ、ドリルのチェック、こどもたちへの声掛け) |
活動の総括
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目標1 算数教育についての知識と理解を学ぶ。
私は中学校数学の先生を目指しているので、今の中学生たちは小学生時代にどのような学びをしているのかを知る必要があると思って算数の授業を見たいなと思っていた。実際には3年生の割り算の授業を見ることができた。問題文中のどの情報から式を導き出すのか、どういった結果を求めたいのか、何に注目すればいいのか、3年生の割り算では1つ1つ考える必要がある、ということを知った。問題文中に書かれている数字と単位に印をつけていって、その数字がどういった関係になるのかを自分で式として組み立てていく。今回は「12÷3」という式を導き出して計算する問題を複数やったのだが、数字は同じ12と3が使われた問題文でも、状況がころっと変わった問題になると「数字が同じだから同じ式になる」という理由で式を立てる子どもがほとんどだった。状況を理解しやすいように、PCを使って問題文の状況をおはじきで表すように先生が誘導をしていた。先生はおそらく、「12個のものを3人で分ける」考え方と「12個のものを3個ずつ分ける」考え方でのおはじきの移動の仕方は異なるというのを実際に移動させて実感してほしかった、のではないかなと思った。でも子どもたちの頭は1つ目の考え方でいっぱいで、2つ目の考え方でも1つ目と同じようにおはじきを移動させていた。大人が工夫をしても伝わらないことが多いかもしれないと思った。1人だけ2つの考え方それぞれでおはじきを移動させられていたので、そのやり方を全員に共有することができていたのだが、それだけで全員が納得することはできない。授業を作る上でどこまで考える必要があるのだろうかと疑問に思った。
目標2 適切な支援ができるようになる
実際に、先生から言われてする子もいれば、言われても分からない子もいた。案外先生が何度も大きな声で、注意というか警告みたいな感じで伝えていたが、子どもたちは聞き入れてくれない。参った感じの先生もいて、見ていて心が痛くなった。私が声をかけても聞き入れてくれない状況は変わらない。子どもたちの頭の中のワールドをどう授業に持っていけばいいのかよく分からずに実習を終えてしまった。特に3年生は1年生よりも自我があって、言葉の意味も理解しているからこそ、ちょっとした対応では聞き入れてくれない。どうしよう、で今の私はなってしまうそうだ。
3年生には特別な支援を必要とする子が多い印象だった。「自分はみんなと違うとこに行くの~」と自分から声をかけてくれた子もいれば、先生と一緒に別の教室に行く子もいた。それを他の子どもたちもある程度分かっているところがすごいなと思った。私が小学生の時は、授業の時の誰かいなかったら、どうして??とそわそわしていたから、「○○ちゃんはあっちの教室にいるよー」と普通の様子で、ある子どもに言われたときにびっくりした。そもそも、学級内に複数人の特別な支援を必要とする子がいるという状況にも驚いた。担任の先生は1人しかいないのに、どんなふうに日々を過ごしているのかなと疑問に思った。適切な支援も難しい。
目標3 笑顔を忘れない
通りすがった人に良く挨拶をする学校だなと思った。私の笑顔でみんなを笑顔にできたらなと考えていたが、私のほうが子どもたちから笑顔をもらっていた。自然と笑顔になれて、子どもたちと過ごしながら笑顔は絶えなかった。とても楽しい実習時間だった。 |
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