蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

miho0708さんの記録 2024年6月27日(木)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 女の都小学校
実施日 2024年5月19日~2024年6月24日 実施時間 実施回数:10回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(丸つけ、個別指導)
・休み時間等での児童との触れ合い(あいさつ、遊び)
活動の総括
1.適切な支援ができるようになる。
 私は、大学2年時にも本校で学習支援実習を行わせて頂いたが、本年度も実習に入らせて頂き、先生方の学年に応じた適切な支援について深く学ぶことができた。1年生に対しては、全体に対して注意をするのではなく、個人に対して教師が個別に注意をすることが多い印象を受けた。このようにすることで、児童は「自分が注意をされている」「先生に気にかけてもらっている」と感じ、注意された言動を改めようとするのだと感じた。反対に、5,6年生に対しては教師が個別に注意をするのではなく、全体に注意をすることが多い印象を受けた。このようにすることで、児童は「自分が注意されているのではないか」と感じ、自分自身がその言動をしていないか確認し、していた場合は、注意された言動を改めようとするのだと感じた。児童の発達段階に応じて注意の仕方も変え、それぞれの発達段階に一番良い注意の仕方にしているということを知り、先生方は授業以外にも様々な工夫を凝らしていることを学んだ。

2.児童と積極的にコミュニケーションを取る。
 40時間という少ない実習時間ではあるが、その中でも児童と積極的にコミュニケーションを取ることができた。しかし、児童とコミュニケーションを取る中で、私自身の課題点も見つけることができた。それは、学年が上がるにつれ、仲良くなるまでの時間がかかってしまうことだ。1~4年生までの児童は、私から児童に話しかけにいかなくても、児童が私に興味を持ってくれることが多く、たくさん会話をすることができた。これに対して、5,6年生の高学年の児童は私から話しかけにいかないと、児童から話しかけてくれることは少なかった。共通点が見つかると、会話が盛り上がることも多かったが、共通点が見つからないとお互い何を話して良いのか分からない時間もあった。この経験から、私は高学年の児童に対しても、積極的に自分からコミュニケーションを取り、児童との信頼関係を早期に築く大切さを改めて感じることができた。

3.それぞれの教科についての知識・理解を深める。
 本実習では、主教科以外にも、道徳や総合など様々な教科の指導方法についても深く学ぶことができた。その中でも一番印象に残ったものは、最終日に参加させて頂いた、4年生の児童と諫早の特別支援学校に通う児童との交流会である。交流会の準備や交流会の進行などは、ほとんど児童のみで行われていて、教師は必要最小限の関わりをしていた。このようにすることで、児童の主体性が育ち、児童だけで物事を解決する力や話し合う力など、普段座学を行うだけではあまり育てることのできない力を育たせる機会になっているのだと感じた。教師が積極的に介入するのではなく、児童を信じ、児童に任せることも教師の大切な役割の一つではないかと改めて感じた。

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