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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 長崎市立 女の都小学校 |
実施日 2024年5月19日~2024年6月10日 |
実施時間 実施回数:10回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・小学校的な支援
(提出物の丸付けやチェック、机間指導、町探検や運動会での言葉かけ)
・学級経営についての理解
(授業観察、担任の言葉かけや取り組みの工夫の考察)
・公立実習へ繋がる学び
(子どもの実態把握と理解、女の都小学校の取り組みの把握、自分自身の課題の具体化) |
活動の総括
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1.「小学校的な支援ができるようになる」について
実習期間中、まんべんなく全ての学年の学習支援に入らせていただいたが、言葉かけから授業の形態まで、年齢ごとに大きく違っていることを学んだ。一人で取り組む活動時間が多い高学年~中学年には机間指導を、少ない、低学年には授業態度を中心とした言葉かけを中心に行うことを意識できた。
提出物の丸付け・チェックでは、児童の間違いの訂正と、コメントを残すことが特に頭を使った。特に漢字ノートのチェックでは、「ここでミスを見逃したら、今後ずっと間違えたまま覚えてしまうこともあるかもしれない」と使命感を持ちながら丁寧に行った。想像以上に時間がかかったり集中力を要するものもあり、教師の仕事の幅広さの一部分を見た。
2.「学級経営について理解を深める」について
一学年一クラスでは「自分たちは〇年生だ」という横のつながりも、縦のつながりも意識が強く、人数が少ない分より一人ひとりが自分事として考えられるような環境となっていた。授業観察において、特に担任の言葉かけや取り組みの工夫点に注目していた。ある学級では、子どもたちそれぞれが「ぼく・わたしを見てほしい」気持ちを持ちながらも、担任のかかわり方の工夫によって、その欲求が「騒ぐ」に行かず、「自分の意見を表明する」に向かっていた。その工夫とは、意見を言いたいときは必ず手を挙げ、先生に当てられてから発表する流れをつくることと、好ましくないタイミングで児童が手を挙げたときは、抑え込まずに「後でね」と伝えることらしかった。まさに、子ども理解の上での工夫であると衝撃だった。それぞれの学級にそこにしかない雰囲気と担任の工夫があり、主に言葉かけの視点から、学級経営を見ることが出来た。
3.「卒業要件外の公立実習へ繋がる学びを得る」について
公立実習も女の都小学校さんで実施させていただくということで、蓄積型体験学習かつオリエンテーションであるような、いろいろな視点と見通しを持つ意識で挑むことが出来た。学校全体・クラス単位の雰囲気の違いや教室の配置、子どもの実態、地域交流、学校単位での取り組み、職員の方々とのかかわりなど、実際に足を運んだり過ごしてみないとわからないいろいろなことを一足先に得られ、公立実習への不安の減少や熱量の上昇に繋がった。また、自身の課題として、言葉かけのスキルアップを大きく掲げる考えを、体験を通して固めることが出来た。今回の実習で吸収した学びを、次回の実習で実践・発揮し、確かなものにしていくことが楽しみである。 |
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