 |
蓄積型体験学習詳細
Ams5zさんの記録 |
2024年10月15日(火) |
体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島・へき地実習 |
実施施設・機関等 五島市立 盈進小学校 |
実施日 2024年10月15日~2024年10月15日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
| |
・授業中のサポート(まる付け、個別指導、授業への参加など)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい(給食指導、遊びなど)
・ボランティア活動(掲示物の貼り換え、教材の整理、清掃など) |
活動の総括
| |
1,複式学級についての学びを深めるについて
盈進小学校では、5,6年の複式学級だけではなく、2,3年の変則複式を参観することができた。変則複式ではどのように授業を行っているか、特に生活科と理科などの教科自体が違う場合にどのような対応をしているのか、疑問に感じていたが、今回の実習で変則複式の現状を知ることができた。国語や算数などは2,3年生で学年別指導を行い、体育や英語は1,2年、3,4年で同単元指導など、教科に合わせた指導が行われていた。異教科指導ではなく、学級の垣根を越えて同単元指導を行うことで実態に合わせた指導を行うことができるだけでなく、1年生と4年生の人数不足の解消もできると感じた。人数や児童の実態によって指導方法を変えることが必要であるが、少人数の場合、このような複式教育の在り方があることを知ることができた。
2,学校教育と地域との連携についての、学びを深めるについて
実習期間中、授業などでの地域との連携を見る機会はあまりなかったが、児童同士や保護者同士の距離の近さを感じた。児童には兄妹・親戚が多く、学年を問わず関わりが多いことにも繋がっていると感じた。しかし、距離が近いからこそ、大きな問題が起きたときに関係が修復しにくいという課題もあるということがわかった。少人数だからこそ、児童間の問題を長期化させないような工夫が必要であると感じた。また、実習期間中に町民で開催する体育祭の準備を見て、児童が地域との関わりを楽しみにしていることが感じられた。当日披露する鼓笛は盈進小学校の伝統であり、児童にとっても地域や学校の伝統を知り、地域を盛り上げることに繋がるのではないかと感じた。
3,具体的な授業の流れや指導方法を観察するについて
実習期間中、様々な指導方法を観察することができた。特に複式では、短い指導時間の中で授業を進めるための工夫が施されていた。発問については、端的・明確に指示が行われており、わたりの前の指示についても同様のことが行われていた。流れに関しては、ある程度パターン化することで授業を進める工夫が施されていたが、児童は複式と単式の双方を経験するため、複式の経験に積み重ねが少なく、間接指導に慣れていない面も見られた。しかし、授業前にガイド役に明確に指示をすることにより、児童自ら授業を進めるという意識を持つことができていたたように感じた。また、低学年になるほど小わたりの回数が増えており、児童が慣れていない面は小わたりや進行表などで補うことができると考えた。
4,ICT教育についての考えを深めるについて
授業の中で教師がテレビ等に動画や画像を表示するなどの活用場面は見られたが、児童のICTの活用には課題があると感じた。授業中に知らない単語について検索する時間のとき、3年生はローマ字入力をしていたが、ローマ字が定着していなかったため、表を見ながら入力を行っていたが、単語を入力するだけでも時間がかかっていた。また、検索方法に関しても漢字の変換や画像の検索方法など、慣れていない面が多いと感じた。教師が授業の中でICTを取り入れていくことも重要だが、それに伴い、児童のICTを活用する力を育んでいくことが重要であると感じた。 |
←戻る
|
|
トップページへ戻る
|
|