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蓄積型体験学習詳細
4vpkdさんの記録 |
2024年10月13日(日) |
体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島・へき地実習 |
実施施設・機関等 五島市立 盈進小学校 |
実施日 2024年10月7日~2024年10月11日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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〇盈進小学校1~6年生
・授業時の学習支援・活動補助
・授業中の活動への参加(国語科の音読劇・音楽の合奏等)
・休み時間や昼休み等での児童とのふれあい・交流
・掲示物の作成補助・張り替え
・環境整備活動(学級園の草取り・校舎周辺の除草作業等) |
活動の総括
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1.離島教育への知識・理解を深め、少人数での学校経営について知る。
盈進小学校は1年生、2・3年生、4年生、5・6年生の4クラスに加えて、特別支援学級が2クラス設置されていた。変則複式であるため、2クラス分まとめて音楽や体育・生活科の授業を行ったり、支援員の先生が国語の授業を担当したりとどの学年のどの教科を誰が担当するか・カリキュラムが複雑であった。子どもたちの良さや課題を踏まえて学校経営方針を立て、子どもたちに「かしこく」「たくましく」をテーマとして示していることを教えていただき、目の前の子どもたちに合った教育を教職員一体となって行う重要性を学ぶことができた。また、地域の中にある公立小学校としては「いもはまんだかな」という文化や「鼓笛」という学校の伝統を大切にしていることが感じられ、それがふるさとや伝統を大切にしようという意識の芽生えに繋がるのではないかとも感じた。
2.少人数学級における授業の工夫を学ぶ。
教師の目が届きやすく、一人一人の理解度を把握して直接声をかけることができるという少人数だからこその良さに気づくことができた。その反面、音読劇や合奏などある程度の人数が必要な活動に対しては教師の工夫が求められるし、特に複式学級である場合は、教師側の指導力や活動内容の工夫が必要不可欠であることも学んだ。具体的には、全員に発表する機会を与えて子どもたちが理解できているか確認して授業を進めたり、躓いている部分や困っている部分を教師が見つけた場合は全体に共有したりという教師の子どもに対する働きかけや学習規律の定着・ルーティン化が挙げられると思う。複式の授業においても、今まで大学の講義で学んできたようなずらし・わたりを取り入れた授業をされていたが、子どもたちの実態に合わせてこわたりを頻繁に行い、細かな指示を出している姿があった。このように教師の指導力と工夫が求められることを実感したが、それだけでは学びを深めることは難しいことも感じ、子どもたちを学習者として“育てていく”ことが重要だと学ぶことができた。学級内の環境整備や廊下・階段の掲示物については、子どもたちの学びの足跡として作品やポートフォリオ、学習や生活において大切なことを掲示していた。こうしたものを日常の中に取り入れることが子どもたちの成長へも繋がるのではないかと考えた。
3.教師の子どもへの働きかけや声かけから、子どもとのかかわり方を学ぶ。
担任の先生はもちろん、校長先生や教頭先生、養護教諭の先生、支援員の先生や用務員の方まで様々な教職員の方々が子どもたち一人一人のことを理解・把握してコミュニケーションをとっており、情報共有をして子どもたちのサポートや指導に当たっていた。子どもと同じ目線で話をしたり遊んだりして楽しい時間を共有することで信頼関係を築き、指導時にその意図が伝わるようにすることが大切なのだと感じたし、何がダメなのか、これからどうすべきかをはっきり具体的に伝えてあげることが大切なのだと学ぶことができた。また、トラブルがあったときは冷静に話を聞き、状況を整理した上でどうすればよかったのか、何がよくなかったのか自分たちの言動を顧みて考えるように促していた、そして学習においても生活においてもいいところが見られたら、どんなに小さなことでもすぐに褒め、その子のよさや頑張りを認めてあげるような声掛けを常に行っており、私自身も見習っていきたいと思った。 |
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