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蓄積型体験学習詳細
体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島・へき地実習 |
実施施設・機関等 五島市立 緑丘小学校 |
実施日 2024年11月11日~2024年11月15日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:42.5時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(丸付けや学習支援、体育の審判など)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい(提出課題の支援、遊び)
・授業外の担当教官のサポート(漢字ノートの丸付け、算数プリントの丸付け、
テストの丸付け、環境整備、黒板メッセージなど) |
活動の総括
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1.「離島ならではの授業内容や授業スタイルを学び、実際に離島に赴任することになったときに活用できるような授業の軸をつかむ」について
私が実習を行った緑丘小学校は、人数がかなり多く、本土の学校と変わらない程度児童がいるという状況だった。「離島ならでは」の学びが感じにくい状況ではあったが、学びはあった。例として、ICTの活用方法や授業で取り扱う内容、校外学習などが挙げられる。ICTの活用に関しては、授業内でデジタル教科書が多く用いられていたように思う。また、eライブラリーという機能も初めて知った。しかし、附属小学校と同じ部分もあった。Googleクラスルームを用いていることなどが挙げられる。離島に行った際には、本土で学んだことも生かせるのだと知ることができた。次に、授業で取り扱う内容である。特に違いを感じたのは、社会科の自分の住んでいる地域の偉人について学ぶという授業である。私が4年生だった時、地元である大村市の偉人について、偉人の邸宅であったり、資料館を見に行くといった内容の授業が行われていたように記憶している。しかし、今回の授業で児童が調べていたのは長崎市の偉人であった。なぜ五島市の偉人を用いた授業ではないのか疑問に思ったが、長崎市の偉人を調べる活動を行ったほうがより学びが充実すると判断した結果ではないかと考えた。加えて、この学びはICTという現地に行かなくても調べることができる機器が普及しているからこそだと感じた。最後に、校外学習についてである。校外学習に関しては、自分は公共機関(浄水場など)に行くというイメージを持っていたが、今回私が行ったのは太陽光発電のソーラーパネルがある場所である。民間の企業が運営している場所であった。児童は校外に出る前に発電に関しての事前授業があった。結果的に、子どもたちは発電と環境問題について実際に見て、体験して学ぶことができていた。学校から見学場所が地下方という地理的な条件もあり、そのような学びができると判断して、太陽光発電を選んだというその学習計画も大変学びになった。その場所で児童に対してできる最大限の学びを考えるということが必要であると理解することができたため、校外学習に行くことができてよかったと感じている。
2.「ICTの活用方法について、本土と比較し、自分が授業を行う際に生かせるように、その方法についても会得する。」について
ICTの活用方法について、本土と比較してみても大差がないように感じた。自分は、本土の学校は附属小学校と銭座小学校しか行ったことがないが、その両方と同等のICTでの学び、活用がなされていたと感じている。そのため、本土で学んだ活用方法を活かしながら学習支援を行うことができたのが良かったと感じている。しかし、全てが同じだったわけではなく、eライブラリーという機能は今回の実習で初めて知ったものだった。eライブラリーでは、授業中の自習に用いたり、教師が家庭学習のために課題をeライブラリーを通して提示していたりしていた。また、授業中では本土と同様でデジタル教科書を多く用いていた。板書であれば時間がかかる内容でも、デジタル教科書であれば、すぐに図形を書いて、そして線を引くことができたり、教科書の重要語句を確認する機能を用いて児童の知識習得具合を確認することができたりするなどのICTを授業で用いることで授業がより円滑に進み、児童の学びにつながっていると改めて理解することができた。そのため、本土で学んだことだけでなく、離島において学んだことも自分の知識とし、教師になった際には活かしたいと考えた。
3.主免実習で経験したことを下地に、離島だからこその教師の発問や児童とのふれあい、そして主免自習との比較を通して、どの土地においても共通している教師の行動について学び取る。」について
主免実習での学びを下地に学習支援を行うことができたと自分で思うことができた実習だった。その授業参観の下地を得て見る先生方の授業は、自分が1.2年生だった時とは見方や捉え方が変化したと感じている。しかし、本土と離島で教師が子どもたちに対して行う発問やその接し方に差はないというのが実習を経てわかったことだった。しかし、今回私が実習を行った学校は福江島の中でも1.2を争うほどの規模の大きい学校であったため、離島の少人数ならではの学びについて学ぶことができなかったということも差をあまり感じなかった要因であったと考える。そのため、私は今後の課題として、主免や離島実習で実践を通して学ぶ機会が少なかった「複式学級」の授業や学級経営について学び、教師になったときのために備える必要があると考えている。 |
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