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蓄積型体験学習詳細
mB59kさんの記録 |
2024年10月30日(水) |
体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島・へき地実習 |
実施施設・機関等 五島市立 岐宿中学校 |
実施日 2024年10月21日~2024年10月26日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:42時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(学習支援、暗唱テストの補助)
・休み時間における生徒との交流
・昼休みと放課後の合唱練習
・短学活、給食指導
・部活動の見学
・文化祭、音楽祭の運営 |
活動の総括
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1.「離島・へき地での教育の現状と取り組みについて学ぶ」について。
実習先である五島市立岐宿中学校は、全校生徒が63人、各学年1クラスずつと、生徒数の少ない学校である。実習を通して、少人数学級の様子や、離島の学校の現状について、学ぶことができた。生徒数が少ないことのメリットは、教師が生徒一人一人と向き合える時間をしっかりと確保できること、手厚い支援が可能だということである。各学級には、複数人の先生がついていらっしゃり、短学活や給食、昼休みや放課後の合唱指導等、多くの時間を生徒と過ごされていたことが印象的だった。私自身、授業中の学習支援では、机間指導を時間をかけて丁寧に行うことができた。また、授業前の着席や掃除、学校行事である音楽祭の準備や片付けの取り組みの様子から、生徒の主体性や自己管理能力の高さを感じた。人数が少ないからこそ、周りの流れに乗るのではなく、自分で考えて行動する、という意識が生まれるのではないかと考えた。
デメリットとしては、社会性や競争心が育ちにくい、良い刺激が少ないことや、部活動等の活動に制限が生まれてしまうことが挙げられる。特に、勉強面においては、苦手としている生徒も多いようだが、部活や駅伝では、上位大会で結果を残す生徒も多くおり、置かれた状況で精一杯に頑張る生徒の様子が見られた。
2.「地域との結びつきについて学ぶ」について。
今回の実習では、岐宿文化祭・岐宿中学校音楽祭という行事に携わることができた。今年度から、岐宿の地域行事と、学校行事である音楽祭が、合同で開催された。校長先生のお話からは、人口が減少し続けている地域を活性化しようというねらいや、将来の五島を支える人材の育成を図るため、ふるさと教育に力を入れていることが分かった。音楽祭のテーマや合唱の選曲も、ふるさとに思いを馳せるものが多い。岐宿が大好きな子どもたちを、地域一体となって見守っていこう、育てていこうという考えから、「地域にひらかれた学校」の在り方を実際に見聞きし、考えることができた。地域住民の方と生徒、地域住民の方と教職員で協働して出し物をしたり、お互いの発表を見合うことで、様々な関係同士でのつながりが生まれ、学校と地域との結びつきがより一層強くなった行事であると感じた。
3.「生徒と関係性の築き方を学ぶ」について。
今回の実習では、中学1年生から3年生までの全ての学級に入り、多くの生徒と交流をすることができた。恥ずかしがりやな生徒も多かったが、会話を重ねるごとに心を開き、距離を縮めることができたと思う。岐宿中の生徒は元気で素直な子たちばかりで、豊かな自然と温かい人々に見守られ、のびのびと育ってきたのだなというのが生徒と関わっていて伝わってきた。また、音楽祭や部活動では、教室とはまた異なる生徒の一面を垣間見ることができた。音楽祭では、実行委員として運営をする生徒や、ピアノ伴奏や指揮をする生徒などそれぞれに役割がある。責任や不安を感じている生徒もおり、モチベーションを高め、背中を後押しできるような声掛けを心掛けた。学校生活の様々な場面で、生徒の姿を異なる視点から捉え、頑張っている様子や一生懸命な様子を見ることができ、生徒本人にその頑張りをたたえる言葉を伝えるよう努めた。
今回の実習を通して多くのことを学ぶことができた。
岐宿中学校の職員の皆さま、生徒の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。 |
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