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蓄積型体験学習詳細
体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島実習(学習支援) |
実施施設・機関等 五島市立 本山小学校 |
実施日 2024年11月25日~2024年11月29日 |
実施時間 実施回数:1回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート
・昼休みや休み時間のふれあい
・教材の整理
・掲示物、教材の作成
・表彰状の名前書き |
活動の総括
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1.少人数学級(学校)の現状と特性を知る について
4年生以外は1学年1日ずつ学級に入り子どもたちと一緒に過ごした。1日目の昼休みは校庭出てみるとると学年を超えて遊ぶ姿が見られた。全校生徒の人数が比較的少ないからこそ縦のつながりが強いと感じた瞬間だった。
また、子どもたちの委員会活動でも学年を超え協力して行う姿が多くみられた。実習期間中は小学校の人権週間だった。全学級朝の時間には「ありがとうの花」を歌ったり、「ありがとうの花プロジェクト」という花型の画用紙にありがとうと伝えたい人へのメッセージを書きランダムで放送で紹介しすべての紙を掲示するという取り組みを子どもたちが主体となって行ったりしていた。
。実際に私たち実習生もありがとうの花の画用紙を切ったり、最終日には小学校の子どもたちに向けて「ありがとう」を伝えるためにメッセージを書いた。子どもたちが主体的によい雰囲気、過ごしやすい環境をつくろうと動くためには先生たちが子どもたちに歩み寄り、協力する姿勢も大切だと感じた。
2.子どもへ適切な机間指導ができるようにする について
小学2年生の国語の授業を参観したときに教科書の漢字(漢数字と数え方)を使って問題をつくるという学習活動があった。個人思考の時に机間指導に入った。支援がないと書きはじめるのが困難な子どもがいた。どのようにアドバイスや誘導をするのが適切か考えながらさぐりながらではあるが子どもがどの漢数字や数え方を表現したいかを聞き出し、接続詞を補足しながら誘導するとその児童はそれに続けて問題文章をつくることができていた。また、その際子どもが着目した漢数字や数え方は、まだ学級の中でその漢数字を使って文章をつくっている人がいなかったため教師はその子の文章を取り上げた。該当児童は嬉しそうにしており、漢数字を使って自分で文章を表現することができたことへの達成感を感じることができていた。
最終日、5年生の理科の授業を参観した。水溶液の状態変化の内容で、前時に実験したものを観察し結果と考察をまとめる内容だった。子どもたちは班ごとに学習活動を進めていくものであったためいろいろな班を見て回った。授業が終わると一人の男子児童に話しかけられ「先生授業中なんかこわい。休み時間はいいんだけど。」と言われた。「先生もみんなが何考えてるかなって見て回って真剣に勉強してたんだよ。」と返したが、表情が険しかったのかもしれない。実習生、授業参観者という立場は、普段なかなか外部の人間が授業に入り込むことがない本山小学校の子どもたちにとっては異質な存在である。机間指導では子どもたちの思考を把握するということも行う。特に小学校高学年は発達段階的に周りの目を気にしだす傾向にあるため、机間指導をする際の行動、表情一つにも意図を持ったり、気を付けたりするべきだと感じた。また、このことは卒業研究のフィールドワークの際には時に注意しなければならないことであると考えた。 |
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