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蓄積型体験学習詳細
| 6AwBqさんの記録 |
2010年11月10日(水) |
| 体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島実習 |
実施施設・機関等 新上五島町立浜ノ浦小学校 |
| 実施日 2010年10月25日~2010年10月31日 |
実施時間 実施回数:8回 実施時間:56時間 |
活動内容の概要
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<学校においての活動>
・集団登校,集団下校同伴
・朝の会での読み聞かせ
・合同合唱練習
・複式授業参観
・複式授業実践
・校長先生講話
・給食,清掃指導
・浜っ子ふれあいデー(学習発表会)参加
<地域においての活動>
・お祭りへの参加
・地域の方々の講話
・アジバーグ作り
・竹細工
・釣り体験
・海岸清掃 等 |
活動の総括
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今回の離島実習では、新上五島町立浜ノ浦小学校でお世話になった。私は離島も複式学級も、全校児童30名という少人数学校も初めての体験で不安も多かったが、多くの人に支えられ、たくさんのことを学ばせていただいた。その学びを総括としたい。
○複式学級について
少人数といえども、2学年を同時に受け持つということはとても大変なことだと分かった。特に低学年は、生活面においても学習面においても入学時の1年生と2年生の差が大きい。浜ノ浦小学校でも複式補助員の先生の力を借りて、1学期はほとんど別々に授業などを行ったという。授業を観察した上でも、授業の流れを決めておいたり、2学年分の授業を考えて準備しておくことはとても労力を要するだろうと感じた。また実際に実習生で複式授業を行ってみると、1年生3名、2年生4名しかいないにも関わらず、なかなかクラス全体に目をくばることができなかった。同学年内でも人数が少ないからこそ、たくさんの意見が出ずに個人の差が目立ち対応が難しかった。半具体物を用いて児童が自分なりに問題を解くための引き出しを作ったり、既習事項を押さえたりするなどの教師の手立てがとても重要だと学んだ。
しかし複式学級には少人数や複式ならではの良さもある。1年生は2年生のお兄さんお姉さんに憧れて頑張り、2年生は1年生のフォローをよくしていた。それは生活面や学習面、浜っ子ふれあいデーの劇にも影響していたと思う。問題もうまく役割分担して協力しながら解決していた。高学年の子がしっかりとリーダーシップをとり、自分より低学年の子の面倒見ている様子も、少人数だからこそ多く養われる「人と関わる力」だと思った。
このような良い点、難しい点をよく理解して、良いところを伸ばしながら対応していくことが重要だと感じた。経験不足な私たちに、「失敗などを気にせずに、やりたいようにやってみてください」と言ってくださった石司先生に感謝したい。
○地域性について
実習の中で、地域の方々とたくさん話をしたり関わったりすることができた。参加させていただいたお祭りは、地域のみんなで豊作や安全を祈るという。お祭りが盛り上がれば盛り上がるほど地域が一体になるという話を聞き、浜ノ浦でのお祭りの大切さに触れられた気がした。地域の方の講話の中で、「新任教師もその地域に住み、地域の中に入っていってほしい。お祭りにも参加してほしい」という話があり、重要さを再確認した。一体になった地域の方々は皆家族のようで、とても温かかった。しかしながら、現在は上五島が職不足のために人口(特に若者の人口)が減り、大学生などがいないとなかなか思うようにお祭りを実行できない状況にあるというお話も聞かせていただいた。離島だからこそ得られるもの、体験できることもあるが、問題や課題もあるということが分かった。
地域の方々の講話で、五島の海についても知ることができた。魚をさばいたり、釣りの経験をしたりすることもできた。「魚の調理に正解や不正解はないんだよ」と親から子へと自然に受け継がれてきたという。地元でとれた魚を地域の方と調理することで、子どもたちも浜ノ浦の海がより身近なものになるのではないだろうか。地域の方には本当によくしていただいて最初は「申し訳ない」と思ったが、話しをするうちに、その優しさに感謝の心を持ち続けて自分ができる方法で還元していきたいと感じるようになった。また、教師になったとき、忙しい時ほど余裕を持ち、子どもたちにも接することが大切だと学ぶことができた。
○学校と地域の関わりについて
この実習を通して、「学校は地域の中にある」ということを知った。当たり前のように思えることだが、今まで私は「地域」と「学校」は別の枠組みで、手をつなぎ協力していかなければならないという風にとらえていたと思う。学校も教師一人一人も、その地域のことをよく知り、しっかりと地域の中に入って付き合っていくことが重要なのだと分かった。浜ノ浦小学校の児童数は計30名で、皆とても人懐っこい。これは子どもたちが地域の方ともたくさん関わり、学校がしっかり地域の一つの核になっているからだと思う。
浜ノ浦の地域の方々は、学校や子どもたちのために講演をしたり、体験活動に積極的に協力している。自分の子どもがもう学校を卒業していても、それは当たり前のように行われていた。どこにでも見られる光景ではない。行事や役割、学校(子どもたち)のために何かすることを「たすき」のように受け継いでいた。また「学校が地域のため、子どものために頑張ってくれるから協力できる」というお話がとても印象に残った。浜っ子ふれあいデーでの総合的な学習の活動報告などは、浜ノ浦ならではの、地域の人たちと多く関わったものだった。浜ノ浦の児童は自分たちが地域に包まれ、支えられながら生活し、成長していることを分かっているのだと思う。
今回の離島実習を通して、多くの方の温かさに触れることができた。私たちが実習を行のために準備をして迎え入れてくださった先生方、講話や体験をさせてくださった地域の方々に感謝したい。また、たった1週間しか一緒におらず、一日のうちでも一緒に過ごせた時間はわずかなのに、児童一人一人の「頑張っている姿」「地域の人との関わり」などいろいろな表情がとても印象に残っている。このような子どもから憧れを持たれる先生になるために、日常から自分の一生懸命な姿を見せられる教員になりたいと思った。
また、どのような地域にいっても、自分から積極的に地域に入って楽しむ輪を作り、
自分が受け持つクラスに、赴任する地域に、これから出値うすべての人との関わりに、今回実習で学んだことを生かしていきたい。
本当にありがとうございました。 |
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