蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

真弓桃さんの記録 2025年4月10日(木)
体験分野 リーダー研修 活動の名称 リーダー研修 実施施設・機関等 リーダー研修(日吉)
実施日 2025年4月2日~2025年4月2日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:5時間

活動内容の概要
[協力し合うことの大切さを学ぶ]
・イニシアティブゲーム(ゲームのルールの中での困難な場面への声掛けや作戦を立てる過程)
・模造紙記入時間(メンバー全員が意見を出し、同じ意見同士をまとめたりする)

[安全の確保の方法を学ぶ]
・カレー作り(火を扱う、野菜を切る、火傷のリスク)
・オリエンテーリング(森の中の荒い道を歩く、迷子のリスク)

[適切な補助の仕方を学ぶ]
・ゲームのルール説明を聞く時間  
・自分たちの目の届かない活動をする前の指示を聞く時間
活動の総括
1.”協力し合うことの大切さを学ぶ”について
 今回の活動ではチームのメンバーがお互いに協力し合うことでさまざまな部分や活動が豊かになった。また、協力することは雰囲気の良さの向上や会話の多さにもつながると感じた。宿泊体験学習では子どもたちにできるだけ多くの人と力を合わせて活動をしてもらいたい。そのためには信頼関係の構築が大切だと感じた。児童間の信頼関係を築く方法をこれから考えていきたい。

2.”安全の確保の方法を学ぶ”について
 今回の研修で印象に残ったのは、指示を短くはっきりと出していたことだ。はっきりとした(あえてマイルドに伝えることをしない)言葉遣い、簡潔な説明をすることで注意散漫になる傾向がある子供たちの注意を惹きつけることができていたと思う。長々とした説明ではなく、どのようなルールなのか、活動が終わった後はどう待機するのかなどの必要な事項のみ伝えるという簡潔さが大切だと感じた。また簡潔な指示だしは子どもたちのやってみたいという気持ちや好奇心を高めることにもつながると感じた。
 調理の場では、包丁を使う、火を使うなどでの怪我のリスクが高いということや、口に入れるものなので火の通り方や食中毒にも注意しなければならないなどのさまざまな危険性がある。それらに対応するために、ある程度の人数は必要だと思った。また、リスクを未然に防ぐためにどのようなところに危険性があるかを探しておく、そして先に伝えておいた方が良いことは例として伝えることが大切だと思う。危険性を子どもたちが知ることで、子どもたち自身がそのリスクに備えた行動をすることができると思う。

3.”適切な補助の仕方を学ぶ”について
 今回の研修の中で”補助”として印象に残っていることが二つある。
 一つ目は、ご飯を炊く過程でのものだ。私たちのチームは米に対して水を入れ過ぎてしまったので、飯盒を窯から下ろすタイミングを伺って戸惑っていた。ただ待っていると日吉の先生が、食べてみて決めなさいという指示を出してくださった。ここで日吉の先生は、このような場面で教師が飯盒を開けてもういいんじゃない?やまだもう少ししようなどとアドバイスしてはいけないとおっしゃった。自分たちがまさにそうやって決めていたので、それじゃあダメだということに指摘されて初めて気がついた。子どもたちが主体的に動くということは、自分たちで確認して判断をするということだと気付かされた。
 二つ目は、調理後の皿洗いのときのことだ。釜の上に乗せて調理をした器具には煤がたくさん残っていた。煤が十分取れておらずやり直しとなったが、その時に日吉の先生方がこういうスポンジでゴシゴシすると落ちるよと教えてくださった。その言い方が「このスポンジでしっかりしたら今とは見違えるように綺麗になるよ」というもので情熱が溢れていて、やってみたい、もっと綺麗にしたいという気持ちに繋がった。やはり、補助というものは補助した相手が何かを得られるようにするべきだと感じ、どうしたらそのような補助ができるのかこれから考えていきたいと思った。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved