蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

j9yA5さんの記録 2025年4月10日(木)
体験分野 リーダー研修 活動の名称 野外宿泊学習事前研修会 実施施設・機関等 リーダー研修(日吉)
実施日 2025年4月2日~2025年4月2日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:5時間

活動内容の概要
私たちは今回、アイスブレイク、ビーイング、イニシアティブゲームという順で活動を行った。
アイスブレイクではまず班ごとに列に並んだ状態で前の人の肩に手を置き、職員さんの指示通り全員同時にジャンプするという遊びをした。
その他にも、班ごとに円になって自己紹介をしたり、ちょっとした手遊びをしたりして、物理的に距離が近くなったことで自然に精神的な距離も縮まった気がした。職員の方がアイスブレイクで行うゲームの説明をかなり短くされていたのが印象に残った。とりあえずやってみて、という感じで進められたことでみんな興味津々に取り組んでいたように思う。説明をしっかりするのも大切だが、危なくないゲームであれば、最低限のことを伝えて早めに活動を行ってみるというのも、子どもたちの集中力と好奇心を切らさないという点でいいと思った。

ビーイングでは班ごとに集まり、一枚の模造紙に自分の名前と目標を書くという活動をした。また、班員と相談して班での活動のテーマを決めたりした。
自分の目標を自分で決めて書き出すことで、活動の中でも意識して積極的に動くことができたように思う。今回私は目標を決めるとき、真剣に今回自分が何をできるようになっておくのがいいかなどを考えて書き出すことができたが、実際私が小学生の時、こういった活動では目標の内容よりも、周りの装飾に気を使っていたように思う。子どもたちにきちんと活動に向き合ってもらうために、その場では紙に絵を描かないといった制限を設けてもいいのではと思った。また、班の活動テーマを考える際に、人数が多くて参加できていない子が出てくるだろうと感じた。野外宿泊学習中だけではなく普段の授業から日によってグループの中で意見をまとめる人を決めておいて、発言が苦手な子に発表の機会を与えるのもいいと思った。
活動の終わりにもう一度同じ模造紙に一日の感想を書く時間があった。立てた目標を達成したかをこまめに確認するのは学びに対する意識を高めるという面でとても有効的だと思った。

イニシアティブゲームでは新聞紙を数枚持って、その新聞紙の上だけを渡りながら班員みんなで違う場所に移動するというものだった。このゲームではスタート地点とゴール地点の間には硫酸の川が流れており、新聞紙は、NASAが作った硫酸にも溶けない紙という設定があった。また、その紙は誰かが触れていなければ川に流されてしまうという設定があり、活動中、職員の人たちは誰も触れていない新聞紙を取って、活動にミッションを与えていた。新聞紙の数は少なく、どのようにして全員を反対岸まで渡すのかを考えたり、後ろの人が新聞紙を集めて前に回して道をつないだりと、全員の協力が必要とされる活動になっていた。
職員さんが私たちにさせてくださったこのゲームは、必然的に班全員の活動やコミュニケーションを取ることを促すものであり、野外活動で行うにはとてもふさわしいものだと思った。
活動の総括
1.まず私は、大勢の子どもたちに集団行動をさせる上で、活動を始めるタイミングをそろえることを学んだ。子どもたちの足並みをそろえることで、大人数の子どもたちを同じ空間で見守ることができる。また、活動の前にはきちんと説明する時間を取り、活動に向かわせることでトラブルを防いでいた。

2.子どもたちに楽しく、メリハリある活動をさせるために日吉自然の家の職員の方々の動きを見ていて、活動内容や状況によって指導の方法を変えることが重要だとわかった。また、ただ怒っているのではなく、子どもたちのために指導していることを分かってもらえるような指導の仕方が重要だと感じた。

3.子どもたちと信頼関係を築くために、ゲームの時は思いっきり一緒に遊んで、炊事や片付けの際には少し厳しくきっちり指導することで、子どもたちと仲良く、それでいて教育者と学習者という関係性をはっきりさせることができることに気づいた。こうすることによって子どもたちにとって頼れる、話しやすい存在になれると思う。

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