蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

vBz5Bさんの記録 2025年10月17日(金)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 緑が丘中学校
実施日 2025年10月7日~2025年10月14日 実施時間 実施回数:3回  実施時間:20時間

活動内容の概要
・授業の参観
・給食指導
・部活動見学
・リモート学習児童へのサポート
活動の総括
1. 子どもたちの一日の過ごし方をよく観察する
 現在の中学校では、一人一台の端末が当たり前となっており、多くの授業でChromebookが活用されていました。特に印象的だったのは、英語の授業でデジタル教材を用いてリーディングやスピーキングの練習を行っていたことです。これは、一人一台の端末が普及したことで実現した指導法であり、生徒一人ひとりに合った練習が可能となっていました。
 また、給食指導の場面では、緑ヶ丘中学校では黙食が徹底されており、給食準備の際も全員がマスクを着用し、クラス全体で準備に取り組んでいました。従来のように係の生徒だけが行う形式ではなく、全員で協力して行っている様子が見られました。
 技術の進歩によって個別学習が可能になった結果、クラス内のつながりが希薄になるのではないかと懸念していましたが、実際には授業以外の場面で、むしろ生徒同士のつながりが強められているように感じました。

2. 教えること以外の教員の仕事を知る
 朝の会が始まる前には、教員が保護者からの電話対応を行っていました。私が見た限りでは、主に一人の先生が各学年の保護者からの連絡に対応しており、生徒の欠席連絡や登校が遅れていることの確認などが行われていました。
 また、中学校ならではの業務として、入試説明会や教科ごとの研究会などの予定も組み込まれており、授業以外の業務も多岐にわたっていることが分かりました。
 今回の参観前は、授業以外の事務作業は外部に委託するべきではないかと考えていました。しかし実際に現場を見てみると、生徒のことをよく理解している教員だからこそ、入試に関する対応や生徒の安否確認など、重要な業務には教員が直接関わるべきであると感じました。

3. 子どもたちと先生のつながりを知る
 教員と生徒のつながりは、クラスごとに異なっているように見受けられました。特に、つながりを観察できたのは昼休みと帰りの会の時間です。
 昼休みには、基本的に先生は教室にいて室内の様子を見守っていましたが、生徒の多くは教室外で遊んでおり、教室内では少人数でカードゲームなどをして静かに過ごしていました。そのため、昼休みに先生と話している様子はあまり見られませんでした。
 一方、帰りの会では、生徒が司会を務め、自主的に進行していました。話が脱線し始めたときには先生が注意を促すなど、基本的には子どもたちが主体となって学級を運営し、先生はそれを支援するという関係性が見られました
 今回の観察期間はわずか3日間でしたが、先生と生徒が会話を交わす場面では、互いに打ち解けた様子が見られ、良好な関係が築かれていることが感じられました。

今回の学習支援実習では多くの緑ヶ丘中学校の教員の方にお世話になりました。非常にお忙しい中、今回のような機会を作っていただき誠にありがとうございました。多くの学びや刺激の得られた充実した学習支援実習になりました。

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