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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 野外体験実習 |
活動の名称 野外宿泊体験学習 |
実施施設・機関等 諫早市立 北諫早中学校(野外体験) |
| 実施日 2025年9月29日~2025年9月30日 |
実施時間 実施回数:1回 実施時間:10時間 |
活動内容の概要
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・特別支援学級の生徒の付き添い
・オリエンテーリングの際の手伝い(山の中のポイントに立つ)
・レクリエーションの際の盛り上げや安全確認
・入浴時の見張りや待機中の生徒たちの指導
・職員会議への参加
・朝の起床や掃除などの点検
・野外炊飯の際の安全確認や生徒たちのサポート |
活動の総括
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1.”生徒一人一人に合った支援ができるようになる”
一泊二日間私は主に、特別支援学級の一人の生徒に付き添って活動しました。この生徒は家庭環境や同学年とのギャップなどに思うことがあり、自分の意見を主張することや同年代の子達とコミュニケーションをとることを苦手としていました。この子の話し相手になることや、この子とほかの生徒の間に入って班活動をスムーズに行えるように動くことを意識しました。一泊二日というとても短い期間でこの生徒に合った支援ができるようになったかは自信がありませんが、生徒と関わる先生の動きや発言は観察することができ、これから活用することができるなと思いました。特別扱いと思われてしまうかどうかのラインがとても難しいと思いました。先生の部屋で就寝したり、ご飯をほかの生徒と違う机で食べたり、特別支援”学級”の生徒と普通”学級”の生徒が同じ活動をする際の対応が難しいなとも感じました。
2.”危険を最小限にして生徒たちの安全を守る”
一日目には山の中を散策するオリエンテーリングや室内でのレクリエーション、二日目には刃物や火を扱うような危険を伴う活動がありました。リーダー研修の際に飯盒炊飯をしていたため、危険予測やカレーや野菜炒めの作り方などをスムーズに取り組めたと思います。オリエンテーリングでは、必ず通らなければいけないポイントを通過していない班や、時間内にゴールしていない班があったりなど予想外のハプニングもありましたが、先生方との連携のおかげで生徒全員安全に活動を終えることができました。
3.”生徒たちの学びを深める手伝いをする”
一泊二日間を通して、生徒の成長のために教師はどのような問いかけや指示、指導をするのかについて観察することができました。特に普段とは違う環境なので生徒達も盛り上がって指示を聞けなかったり、友人とふざけたり話し込んでしまったりしていたので、その際の指導がとても勉強になりました。大声で一斉に注意するときと、個人に対して注意するときや、何度言っても治らないことはその都度その瞬間に指導することなど、その場やその人によって指導の仕方を変えられていました。また、当日に3,4人くらいが体調不良を訴えましたがその際の保護者や施設の方への連絡などの対応もスムーズにされていました。何度言っても治らないことは、それを悪いことだと思っていないという認識が子供たちにあると考え、声掛けを変えていきましょうという改善案が職員会議で出されました。生徒がなぜしてはいけないのかと疑問に思うこともあると思うため、踏み込みすぎずに自分でできることはさせて、本当に分かっていなかったら、指導をすることが大事だと学びました。騒がしかった時などに注意している生徒を褒めることでこれが正しいことなのだという価値観を広げていくような間接的な指導方法もあると知りました。 |
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