蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

my74さんの記録 2010年10月25日(月)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島実習 実施施設・機関等 壱岐市立沼津小学校
実施日 2010年10月18日~2010年10月22日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:42.5時間

活動内容の概要
【実習期間中の主な活動】

10月18日 地層見学(6年)、ボランティア活動、担任と懇談、学習発表会 準備

10月19日 複式授業参観、地区民センター見学、不審者対策避難訓練

10月20日 ウォークラリー

10月21日 一支国博物館、複式授業参観

10月22日 複式授業参観、老人会長講話、係活動、実習終了報告会
活動の総括
沼津小学校での離島実習を通して多くのことを学んだ。これまでの実習と違い、離島という特殊な環境の中で過ごす児童、その成長をさせる先生方、地域の方々と出会い、また新しい発見をすることができた。ここでは、次の3点に絞って今回の離島実習を振り返りたい。

1.複式授業について
沼津小学校では1.2年生と3,4年生が複式学級であった。授業以外の時間帯は2学年合同で行い、授業(国語と算数)の時間はそれぞれの学年に分かれて行う。今回の複式授業参観の中で特に興味深かったのは、1.2年生の算数の時間である。黒板と移動式黒板を使い1人の先生が2学年をわたりながら授業を行う。中・高学年の複式授業でも大変であるのに、低学年の複式授業ならなおさら大変だろう、授業を参観する前はそのように考えていた。しかし、いざ授業が始まると先生がいなくても「ガイド」という役割の児童が中心となって、「さんすうじゅぎょうのすすめかた」という進行カードを見ながら授業を円滑に進めていた。「これが低学年なのか!?」と目を疑ってしまうくらい、1人1人の児童がしっかりとガイド役の児童を中心に授業を進めている姿を観察し、授業内外で先生方がしっかりと児童を指導されているからできることなのだろうと感じた。

2.資料の活用法
離島の教育現場が抱える教育的ニーズの一つとして、「資料」の問題がある。先生方へのインタビューを通しても「教科書に載っていること(電車、踏切、大型デパートなど)を実際に見たことのない児童が多いため、そのまま教えることができない」「歩いて行ける範囲に的確な資料(商店街や市役所など)がない」などの声が聞かれた。そういった場合には、ビデオやインターネット等の視聴覚教材や題材を地元にあるものに変えて授業を行うなどの工夫をされているようだった。しかし、離島・僻地だからといってマイナス面ばかりではない。実習の1日目に参加した「地層見学」や3日目の学校のまわりの地域を歩いてまわる「ウォークラリー」等、壱岐ならではの自然が学校のまわりに広がっている。これらの自然を最大限に生かし、授業の内容だけではなく同時に児童の豊かな心を育むことができていた。また壱岐市にある今年3月にオープンした「一支国博物館」や地域の方々との交流を通して郷土について学ぶ取り組みをされており、離島には離島ならではの資料や教材が数多く存在することを知った。

3.地域社会との関わり
沼津小学校をはじめ壱岐の学校は、本当に地域との関わりが大きい。今回の実習の中でも、壱岐の地層を研究されている方を講師に招き見学した「地層見学」や、学校のまわりを散策して歩いた「ウォークラリー」など子どもたちは常に地域と密接に関わり合いながら学校生活を送っていた。その他にも、小・中学校、保育園、地域が一緒になって行う「運動会」、児童・保護者・老人会の三世代で壱岐の史跡を巡る「三世代交流」、1・2年生と老人会の交流「伝統のおもちゃ作り、お芋パーティ」、6年生と老人会の交流「ゲートボール大会」などの催しが毎月のように実施されている。沼津小学校以外のある小学校では、元学校長のOB会の方々が校外パトロール等「地域で子どもたちを育てていこう!」という姿勢を持って活動されているというお話も伺った。壱岐では、過疎化が進み子どもたちの数が少ないからこそ、学校だけではなく地域の方々が一緒になって子どもの成長を支え見守る活動が各地で積極的に行われていた。そうすることで互いに助け合い、子どもから高齢者の方まで地域に住む人々全てが住みやすい生活環境が作られていくように感じた。

今回の離島実習を通して、実習前に立てた目標以上のものを得ることができた。生まれ育った壱岐で教師としての視点・立場を持って挑んだ今回の実習では、離島の教育現場を知ることはもちろんのこと、自然の中でいきいきと生活している子どもたちの姿、地域の方々の優しさ、子どもたちのためによりよい教育をと日々努力されている先生方の姿を知ることができた。改めて私自身とても素晴らしい環境の中で育ってきたのだということを再確認し、今度は私が壱岐のため、そこに住む子ども達や地域の方々のために恩返ししなくてはいけないという気持ちになった。今回の実習を通して得たことを糧に、今後もより一層努力していきたい。

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