蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

s03Buさんの記録 2025年10月30日(木)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 時津町立 時津小学校
実施日 2025年10月9日~2025年10月30日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中のサポート
 漢字ドリルの丸つけ
 図工時間の準備片付け
 意欲が低い生徒へのコミュニケーション
 生徒の進捗を観察

・休み時間、昼休みでの生徒とのふれあい
活動の総括
 実習までに立てた目標は2つありました。1つが子供たちを正しく叱ることができるようにすること、もう1つが全力で子供と向き合うことでした。

1、子供たちを正しく叱る
 特に3年生や4年生にやんちゃな生徒が多い印象でした。たとえば先生が会議で抜けた時に喧嘩を始めたり、それで暴力まで発展したり、人間関係が自分の思い通りにいかないと泣き叫んだりしていました。たとえば喧嘩をした時に、お互いの生徒がそっぽを向いて何も話さなくなるのですが、それではなにも進展しません。本当に話したがらないので、「今ここで話さなかったら自分が苦しいだけだよ」や「物に当たるのは違うよね」と、干渉しないけどちゃんと気遣っているような発言を心掛けました。すると感情の整理がついて、なんで自分が怒っているのかを振り返ることができます。しばらくして話せるようになったら、お互いを集めて2人で話合わせました。ここで私が「謝りなさい」というのも違う気がしたので、「本心で話しなよ。じゃないと自分だけ気持ち悪いよ」とお互いの気持ちをぶつけさせました。するとその場では険悪な雰囲気でしたが、目を離したうちに仲直りしたようです。
 殴り合いの喧嘩は、どうしてもクラスの雰囲気が悪くなるため、早く仲直りさせたいと思ってしまいます。しかし、どっちが悪いのかはっきりさせたくて話を聞こうとすると、先生自ら白黒をつけたがるようになるので、生徒も心を開きません。「シンプルに何が起こったのか聞かせて、でも俺は関わらないよ、君たちだけで解決するんだ」という姿勢を貫くと、自然と自分たちで解決しようとして仲直りしていました。殴ったことを叱るのではなく、それによって他人に迷惑がかかったり、自分が嫌な思いをすることに指摘をするように心掛けました。

2、全力で子供たちと向き合う
 常々思っていたのが、子供は大人の妥協を簡単に見透かすということです。たまに見せる「まあいっか」といった気の緩みや、「子供だから」といって勝負事で手加減するのを、簡単に感じとります。だから私は、子供と鬼ごっこをする時は一切手加減しませんでした。全力で追いかけるからこそ「はやっ」となって「もっと速く走りたい」となるし、みんな本気になります。腕相撲でも負けそうな雰囲気を漂わせながら最後はねじ伏せる。これこそが興奮する瞬間であり、本気で取り組むと楽しいもんだぞ、というのを感じさせることができます。生徒が好きだからこそ生徒と本気で向き合えるし、学校生活も楽しくなると思います。結局は先生の在り方次第でクラスの雰囲気も変わるのだなと感じました。
 
 6日間だけでしたが、おしゃべりしてふざけ合ったり、時には叱ったり、久しぶりにあった生徒とじゃんけんしたりと、非常に楽しい時間を過ごせました。これも時津小学校の生徒と先生方のおかげです。学校に赴任したら、1人でなんでもしようとするのではなく、お互い助け合いながら、楽しい瞬間を作っていこうと思います

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