蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

t7Cdoさんの記録 2025年10月31日(金)
体験分野 野外体験実習 活動の名称 蓄積型体験学習 実施施設・機関等 諫早市立 西諫早小学校(野外体験)
実施日 2025年10月21日~2025年10月22日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:10時間

活動内容の概要
1.児童の安全と健康を最優先に行動する力の育成について

実習中は、児童の安全と健康を第一に考えて行動することを意識した。朝の健康観察では、体調に変化がある児童がいないか確認し、活動中も水分補給や疲れの様子に気を配った。特に野外炊事では、包丁や火の扱いに注意が必要だったため、危険がないように声かけを行った。また、活動の途中で児童が木に引っかかった帽子を取ろうとして石を投げていた場面では、頭に当たる危険があることを伝えて注意した。しかし、なかなかやめず、最終的に教頭先生に対応していただいた。この経験から、危険な行動を見たときに、もっと毅然とした態度で止めなければならないと強く感じた。嫌われたくないという気持ちから注意が甘くなってしまったが、児童の安全を守る責任を持つ立場として、今後は迷わず行動できるようにしたいと思った。

2.児童との適切な関わり方・信頼関係の築き方の学習について

イニシアティブゲームでは、活動中に失敗を繰り返す班に対して先生方が明るく声をかけ、子どもたちがやる気を取り戻す様子を見て、教師の言葉かけの力を実感した。自分も見習おうと思った。
また、野外炊事の際には、班の中であまりチームワークが取れていない様子が見られた。みんなが協力するよりも、同じ作業を見ているだけになってしまうこともあり、指示が通りにくかった。さらに、一人グループにうまくなじめていない児童がいて、手持ち無沙汰な様子を見せていた。自分は班長に「その子にも役割をあげて」と声をかけたが、それが本当に適切な対応だったのか悩んだ。結果的に、その児童が少しずつ動き始めたものの、自分の声かけがどのように伝わったのかを振り返る必要があると感じた。児童との関わりでは、「どう言えば子どもが動きやすいか」を意識することが大切だと学んだ。

3.集団生活における指導補助の実践力の養成について

起床・清掃・食事などの生活場面では、教員の指導補助として活動した。朝は、児童が起床する前に準備を済ませ、起床後は速やかに朝の集いに向かうよう促した。部屋の片付けでは、布団のたたみ方や整頓の仕方など、見本の写真をもとに指導した。子どもたちは布団の向きや重ね方、シーツの回収などを確認しながら、協力して部屋を整えていた。部屋が終わった班は廊下やトイレの掃除にも取り組み、自分は全体を見て仕上がりを確認した。
食事の際は、ルールを守って行動できているかを見守った。子どもたちは「一人〇個まで」といった張り紙の指示を守りながら楽しそうに食事をしており、集団生活の中でルールを意識できている様子が見られた。教師はこうした生活面でも、児童の動きを見守りながら支援する存在であることを実感した。
活動の総括
二日間の実習を通して、子どもたちと一緒に行動する中で、「安全の確保」「関わり方」「支援のバランス」の難しさを実感した。特に野外炊事では、どこまで教えるべきか、どのように声をかければ子どもたちの主体性を損なわないかに悩んだ。結果的に、教頭先生の的確なサポートによって活動がうまく進んだが、自分の立ち回りの未熟さを痛感した。

また、危険行動をとった児童への対応では、叱ることをためらってしまい、注意が弱くなってしまった。優しさだけではなく、子どもたちの安全を守るための厳しさも必要だと学んだ。子どもたちに信頼されるためには、ただ優しく接するのではなく、真剣に向き合う姿勢を見せることが大切だと感じた。

この実習を通して、教師は子どもの行動を常に見守りながら、状況に応じて言葉を選び、最適な支援を行うことが求められる職業だと実感した。失敗も多かったが、それぞれの場面で学んだことを今後の指導実践に生かしていきたい。

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