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											| 蓄積型体験学習詳細
													
														| 体験分野 学習支援実習 | 活動の名称 学習支援実習 | 実施施設・機関等 諫早市立 森山中学校 |  
													
														| 実施日 2025年9月2日~2025年9月9日 | 実施時間 実施回数:6回  実施時間:40時間 |  
 活動内容の概要 
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														| ・生徒指導 (あいさつ、休み時間の過ごし方、言葉遣いなどへの指導、生徒とコミュニケーションを行って生徒理解を行う)
 ・授業中の学習支援
 (先生の指示が伝わっていない生徒への指示の伝達、机間指導の際の質問対応、わからない問題の解説、タブレット端末を使った問題演習の補助、生徒と一緒に授業の活動に参加)
 ・休み時間、昼休みの学習会などにおける学習支援
 (学習会での個別指導、勉強のやり方などの相談、進路に関する相談)
 |  活動の総括 
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														| 1.”授業に参加する生徒の疑問点などの解決を支援する” 今回の学習支援実習では、社会科の授業をメインに参加し、空きコマは国数英理の授業に参加させていただいた。森山中学校ではスマイルネクストというデジタル上のワークブックのような教材アプリを購入し一人一台端末で演習できるようになっていたので、社会科の授業では主にその演習を支援する形であった。社会科担当の先生との打ち合わせの中で、生徒はその教材を使って演習が上手く進められていないということだったので、演習中に手が止まっている生徒や画面が進まない生徒を観察し、解説などの適宜支援を行った。私が中学生の時は紙媒体で問題演習を行っていたので大きなギャップを感じた。また、「ICT機器を文房具のように使う」という文部科学省の狙いに沿っており、GIGAスクール構想が進む中で、タブレット端末を導入した学習が実践できていると感じる。一方で、デメリットもあり、生徒のPCの充電がない場合やIDとパスワードを忘れてしまいスマイルネクストを使うことができないという場合が多発していた。一人一人の学びを保障するためにも、様々な対策が必要であると考える。
 また、昼休みの学習会においては、主に中3の生徒の自習をサポートした。わからない問題の解説や、これから受験に向けたアドバイスやみんなで勉強することの楽しさを教えることができたと考える。しかし、昼休みに自習に参加する生徒が固定化する傾向にあり、自習の輪を広げることは難しかったので今後の課題としていきたい。
 
 
 2.”学校現場で教師がどのような動きをしているのか観察する”
 三年時の主免実習を含め、これまでの実習は実習生用の控室があったが、今回の実習では初めて職員室の中で他の先生方と同様の動きをした。授業の準備、保護者への電話連絡、部活関連の業務、生徒対応など様々な業務を行っており、本当に息をつく暇がないと実感した。先生たち同士で授業中の生徒の様子などを共有して、今後の指導方針を話し合っていたり、意見交換を行うツールなどのを使い方を教え合ったりしていて「主体的・対話的で深い学びに向けた授業改善」に向けた取組も見れて非常に参考になった。
 森山中学校は学年担任制を導入しており、朝と帰りのHRは交代制で、道徳の授業も交代制であった。また、生徒の出欠管理も複数人で行っていたので学級担任の負担が分担されていると感じた。チーム学校という言葉があるように、複数人で行動することがこれからは求められてくると思うので、他の先生方とのコミュニケーションを密に行っていく必要があると考える。
 
 
 3.”教師として実習に参加する”
 目標として、学生ではなく、教師という認識を改めて持ち、あいさつや言葉遣い、態度や姿勢など教師としてふさわしい言動を行うという意識を高く持つことを挙げていた。6日間という短い時間の中で、生徒との関係性をどう作っていくのか不安であったが、しかし、2日目、3日目になるにつれて、生徒と打ち解け良い関係性ができたと考える。また、先生方が授業中にしっかりと指導し、休み時間などになると、楽しく生徒と談笑している様子などを見て、メリハリのある指導をされていると感じた。
 私の理想の教師像である「生徒に寄り添い共に成長していく教師」になるためにも、生徒との距離感というものは大切な要素であると考える。今回の自習は3年次の主免実習を経て、ある程度自分の教師としての在り方がつかめかけている状態で臨んだが、生徒にどのような言葉をかけるか迷う場面も沢山あったと感じる。今回経験したことを来年からの実践に生かしていきたい。
 
 
 4.”発達支持的生徒指導を実践する”
 6日間という短い期間ではあるが、日々の挨拶や授業中の様子を観察して、生徒理解に努めた。自習を頑張っている、「いつも頑張っていてすごいよ。この努力は絶対報われるよ。」と生徒に声を掛けることができ、生徒の前向きな自習を促すことができたと考える。また、授業中の机間指導の際に、できなかった問題ができるようになったり、昨日よりも意欲的に授業に参加している生徒に対して「できるようになったね。良い調子。このまま頑張っていこう。」と声をかけることができた。少しづつ教師が声をかけながら子供の成長を支えていくことが大切であると考える
 
 
 総括
 実習を振り返って、社会科担当の先生からは「岡本先生がいてくださって非常に助かった。」という言葉をいただき、生徒からも「先生、来年も頑張ってください。」と温かい言葉をかけてくれたりもして、非常に充実していた一週間であったと感じた。また、昼休みの学習会においては、複数人で楽しみながらスマイルネクストの演習を行い、3年生にはこれから受験に向けたアドバイスやみんなで勉強することの楽しさを教えることができたと考える。最後の生徒たちへの挨拶では、夢や目標を持つことの大切さ、中学校生活というかけがえのない時間を悔いが残らないように精一杯色んなことに挑戦してほしいということを自分なりに伝えたつもりである。これからの森山中学校の生徒を見ることができないことは誠に残念だが、今後の活躍を楽しみにしたいと感じた。
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