蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

k7Cj1さんの記録 2025年6月26日(木)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 古賀小学校
実施日 2025年5月13日~2025年6月24日 実施時間 実施回数:10回  実施時間:42時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(個人指導、準備・片付けの補助)
・休み時間のふれあい(お絵描き遊び、おしゃべり)
・休み時間のサポート(5分前行動を促す声掛け)
・事務作業の手伝い(テストの丸つけ)
・授業、朝の会、帰りの会の参加観察
・給食指導の補助
・運動会の補助
活動の総括
1.学習に集中できない児童への有効な声掛けを学ぶ について
 積極的に児童への声掛けを行い、声掛けの種類や方法を学んだり再確認したりした。例えば、学習に集中できずに他のことをしてしまう児童には、その児童と同じ高さに立って目線を合わせたうえで、「今は○○の時間です。これは休み時間に使います。」と話したり、学習の内容に関わる教科書やノートの該当部分を指さしながら「ここだね」と言ったりするようにしていた。
 前者の声掛けでは、児童と目線を合わせることで、他の誰かではなく自分に対して話しているんだということが伝わるように感じていて、私の話自体は耳に入っているような様子がうかがえた。しかし話の内容を理解はしているものの、それでも学習よりも今やっていることへの関心が高いことも何度かあり、そのような場面での声掛けについては今後も考えていきたい。
 後者の声かけについては、有効であるということを強く感じた。特に算数や音楽など、多くの文字やイラストが点在する教科では、児童は教師が今はなしている部分がどこなのかついていけない場面が何度かあった。実際に、教師の問いかけに自信をもって答えることができているものの、「それを教科書にも書いておいてね」と言われると途端に動きがとまってしまう児童を何人か見かけた。そのため、教師である自分が今どこの説明をしているのかということを、デジタル教科書などを用いて「ここだよ」と指差ししながら机間指導や授業の展開を行うことが重要であるということを学ぶことができた。


2.特別活動における教師の子どもへのかかわり方を学ぶ について
 私は今回の学習支援実習の中で、特別活動の中でも学校行事と学級活動の2つに携わったり、参観したりした。学校行事の中では運動会に参加させていただき、運動会の準備から運動会当日まで子どもたちの様子や先生方の動きを観察していた。先生方は子どもたちの種目や練習がスムーズに安全に進むようにされていて、きめ細やかかな対応や声掛けが多くあった。
 中でも低学年のかけっこにおいては、係の児童にどうやって仕事をしてかけっこが終わった児童にはどのように声掛けを行うのかを示したうえで、かけっこが終わって自分の席に戻る児童の道順を準備したり、子どもの安全が守られるように声掛けをしたりと、種目のみならず運動会全体がスムーズに進むような工夫があった。この教員の姿は子どもたちには見えていないかもしれないが、このような教員の動きがあるからこそ子どもたちの安全が守られるとともに、学校行事を無事に終えられるようにしているのではないかと感じる。大学では主に授業に関することや子どもに関すること、生徒指導などについて学習してきたが、見えないけれど大事な教員の仕事というものは、まだ私が気づいていないだけで多くあると思われる。そのため、教員になるまでに実践力を身に付けるだけでなく、見えないけれど大事な教員の動きというものについても理解を深めておきたい。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved