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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 土井首小学校 |
実施日 2025年5月11日~2025年5月30日 |
実施時間 実施回数:6回 実施時間:41時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(丸付けや個別指導)
・休み時間や昼休みにおける児童との関わり
・運動会の準備 |
活動の総括
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①授業づくりの基本を学ぶ。
今回の実習を通して、授業づくりにおいて大切なことは、児童理解をもとにした授業づくりや児童と一緒に授業づくりを行う姿勢なのだと学んだ。観察した授業の中で、児童が見通しをもって取り組むことができる流れになるように工夫がされていたり、授業のねらいが設定されていたりすると考えた。また、児童の考えを引き出すために問いかけや話し合いの時間を設け、意見を深めることができるような活動からは、教師が授業を一方的に進めるのではなく、児童との掛け合いの中で進めていくことが大切なのだと考えた。児童が自分の考えを言葉にし、友達の意見を聞く中で学びを深めている姿をよく目にした。授業の在り方が、児童の学びやその意欲にとても影響があることを学んだ。そのため授業づくりにおいて、児童理解は必要不可欠であり、教材研究を丁寧に行い、児童にとって学びが楽しくなるような授業づくりを目指したいと考えた。
②児童理解を深める。
今回の実習では、主に2年生の様子を観察した。授業中だけではなく、朝のあいさつや宿題提出、休み時間の様子など、日常のやり取りを通して一人ひとりの様子を丁寧に観察する教師の姿が印象的だった。児童の表情や言動からコンディションを把握し、適切に声をかける姿に、日常からのかかわりの重要性を感じた。給食や昼休みでは、児童が役割を果たしたり、友達を遊んだり姿を観察した。係活動や友達同士のやり取りを通して、児童は責任感や協調性を身に着けていると感じた。また、友達の良さを伝え合う姿から、クラス全体でより良い環境を築こうとする雰囲気を感じた。実習を通して、児童理解とは授業中だけではなく、学校生活残体の中でのかかわりから育まれるものだと学んだ、児童一人ひとりの声に耳の方向け、児童の小さな変化にも目を向けることができるように意識することを大切にしたいと考えた。
③行事における取組を学ぶ。
実習を通して、運動会の練習や準備の時間に参加した。運動会の練習では、体育の授業だけではなく、朝の会や休み時間、家庭での時間なども運動会につながる活動が行われていたことを知った。ダンスの練習やかけっこの順番、入退場の方法などは体育の時間に行われていた。児童が本番に向けてワクワクした気持ちで練習をしていたことが伝わってきた。休み時間では、応援の練習や歌、ダンスの音楽などを流すと、児童が進んで身体を動かしたり、声を出したりしていた。練習をしているという感覚よりも、自然と出てきているように感じた。このことから、運動会に関わる練習は授業だけで行うのではなく、児童が主体的にやりたいと思うような環境を準備することが求められると考えた。児童が運動会に向けて、ワクワクした気持ちをもつことができるように環境づくりをしたり、児童の声を聞いたりすることを意識したいと考えた。
また教師の準備として運動会に向けてやるべきことが多くあることを学んだ。運動会の競技に関わる仕事や、運動会での係の準備や児童が安全に競技を行うことができるようにするための仕事などさまざまであった。教師全員が仕事を把握し、互いに協力し合うことで、当日スムーズに運動会を進めることができることにつながるのだと感じた。
当日は担任クラス以外の学年の様子を見たり、係活動をしたり、会全体を進行したりなど役割があった。担任クラス以外の学年を見るためには、日ごろから他クラスの児童とコミュニケーションをとったり、児童の様子を知っておいたりすることが重要なのだと考えた。毎日の積み重ねから児童との関係性を築き、教師が児童のことを知ることをはもちろん、児童が担任の先生以外の教師を知ってもらうことを意識して関わりを持ちたいと考えた。
行事はその日だけの準備や仕事だけが全てではないので、教師同士や教師と児童、児童同士がその行事に向かって同じ方向を向いて進むことが大切なのだと学んだ。当日より良いものにするために、児童の様子や全体、他の教師の仕事について知ることができるように教師は視野を広く持つことができるようにしたいと考えた。 |
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