蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

p8C5eさんの記録 2025年9月22日(月)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習(前半実習) 実施施設・機関等 時津町立 鳴北中学校
実施日 2025年9月16日~2025年9月18日 実施時間 実施回数:3回  実施時間:25時間

活動内容の概要
・国語の授業支援(授業観察、支援・プリント返却・机間指導・板書・かるた等)
・道徳の授業支援(授業観察、支援・机間指導等)
・教科業務の手伝い(漢字テストのスタンプ押印・授業準備)
・時和特支交流授業の様子を観察
・合唱コンクールリハーサル(準備・リハ観察・動画録画・片づけ)
・校務支援(教室ベランダの整頓、片づけ・国語科、英語科のプリント掲示)
・合唱コンクール練習の様子を観察
活動の総括
1.多様な生徒への対応力を向上させる、について
 学年やクラスによって異なる生徒の反応や学習スタイルに触れることができた。国語の授業では、同じ文章でも生徒の捉え方や理解が異なり、机間指導や板書支援を通じて、その違いに気づく力が養われた。例えば、『字のない葉書』では、父親の行動に対する解釈が生徒ごとに異なり、心情の受け取り方に差があることを実感した。また、道徳の授業では「リフレーミング」という視点の転換を扱い、生徒たちが形容詞の印象を柔軟に捉え直す姿に、思考のしなやかさと語彙の豊かさを感じた。合唱練習や交流授業では、集団の中での個々の役割や関わり方が多様で、それぞれの生徒に応じた声かけや支援の工夫が求められることを学んだ。

2.コミュニケーション能力の伸長に努める、について
 実習中は、生徒との関わりだけでなく、教員との連携や場面に応じた言葉選びにも意識を向けた。朝の会では特に、班ごとの朝の会で生徒同士が元気よく連絡や確認を行い、自律的に一日を始める姿が印象的で、協働の力を感じた。机間指導では、問いかけの仕方やタイミングによって生徒の反応が変わることを実感し、関係づくりの大切さを学んだ。また、放課後の校務支援では、教員との連絡を通じて業務の背景や意図を理解し、実習生としての立場を踏まえた柔らかなやり取りを心がけた。言葉だけでなく、表情や態度も含めた関わり方を意識することで、より良い関係性を築く手応えを得ることができた。

3.現場の先生方からの学びと実践知を獲得する、について
 授業観察や支援を通じて、教員の働きかけの意図や工夫に触れる場面が多くあった。国語の授業では、板書の構成や問いかけの順序、語句の選び方に教師の狙いが込められており、学びの導線を設計する力に学びがあった。道徳では、生徒の発言を肯定的に受け止めながら思考を深める問いを重ねる姿に、安心感のある学級づくりの技術を感じた。合唱練習では、技術指導だけでなく、集団の士気を高める声かけや雰囲気づくりが巧みに行われており、教科を超えた教育的配慮の広がりを学んだ。また、放課後の校務支援では、掲示物の整理や教室環境の整備など、目立たないが重要な業務に触れ、教育の裏側を支える実践知の重みを実感した。

 三日間の実習では、鳴北中学校の先生方のご指導と、生徒たちの輝く笑顔に支えられ、貴重な学びを得ることができました。教員としての責任と充実感を感じ、教職への志をより一層強固なものとすることができました。三日間ありがとうございました。

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