蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

nBpB7さんの記録 2025年12月2日(火)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 蓄積型体験学習 実施施設・機関等 長崎市立 茂木中学校
実施日 2025年5月12日~2025年11月25日 実施時間 実施回数:7回  実施時間:45時間

活動内容の概要
・授業支援
・行事支援
・休み時間の生徒とのふれあい
活動の総括
茂木中学校での教育実習を通して、私は「生徒の実態に応じた支援の方法」と「学校全体での人間関係の豊かさ」の両方を深く学ぶことができた。授業支援やテスト返却対応、自習の指導、進路相談への寄り添いなど、さまざまな場面に関わる中で、教師の役割が教室内の指導だけでなく、生徒の生活や心の動きに寄り添うことに広がっていることを実感した。特に、少人数学校である茂木中学校では、学年を越えた生徒同士の関係が非常に温かく、休み時間や行事の準備では、上級生が自然に下級生を気にかけ、声をかけ合っている姿が印象的であった。また、教師と生徒の距離の近さも特徴的で、日常の会話や軽い相談の中から信頼関係が築かれており、生徒が安心して自分の気持ちを表現できる環境が整っていることを感じた。

授業支援では、1年生のテスト返却時に学習意欲の低さや復習の仕方が分からない生徒が多く見られたが、自分の高校時代の経験を交えながら復習方法を伝えると、真剣に耳を傾ける姿が見られ、小さくとも学びへの姿勢が変わる瞬間に立ち会えた。また、3年生では進路に対する不安を抱えつつも、それを乗り越えようと努力する姿が印象的であり、「受験は団体戦」という先生方の言葉の意味を、生徒同士の支え合いを通して理解することができた。自習がうまくできない生徒には課題を細かく区切って提示したり、短い時間で取り組む方法を教えたりすることで、行動に変化が見られ、具体的な支援の大切さを実感した。

さらに、3年生の連合音楽会では、茂木中学校の生徒たちが他校の生徒以上に大きな声で、澄んだ歌声を響かせており、その団結力と表現の力強さに深く感動した。「少人数でも、心を一つにすれば大きな力になる」ということを、歌声そのものが証明していた。この経験を通して、茂木中学校の生徒が持つ潜在的な力、そしてそれを引き出す教師の関わりの大切さを改めて感じた。

全体を振り返ると、私はまだ指示の言語化や授業中の立ち回り、生徒一人ひとりに応じた声かけなど、多くの課題を抱えている。しかし、生徒との関わりの中で得た経験は何よりも大きく、小さな声かけでも生徒の行動や表情が変わること、日常の積み重ねが学級の雰囲気を形づくることを身をもって理解した。茂木中学校で過ごした時間は、教師としての基盤を形づくるかけがえのない学びとなった。この経験を今後の教職・教育活動に必ず活かしていきたい。

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