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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 蓄積型体験学習実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 日見中学校 |
| 実施日 2025年8月9日~2025年12月2日 |
実施時間 実施回数:9回 実施時間:41.5時間 |
活動内容の概要
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・授業参観
・行事の受付
・行事や行事に向けて取り組む活動参観 |
活動の総括
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1,国語科の授業方法を学ぶについて
今回の実習では、二人の教員による三学年の合計五クラスの国語科の授業を参観した。ICT機器の使用という点について、スライドは既成事実の確認や、前回までの復習という場面で、パソコンは調べ活動や初発の感想の提出として効果的に活用されていたと感じる。国語科の授業では、教員が捉え方を押し付けるのではなく、クラスとして考えを共有していく中で、捉え方を発見していく教科であると考えるため、板書からは離れられないと感じた。
また、国語科の授業に限らず、小学校との連携や復習を感じさせる場面を作っていたり、身近で生徒に親しみのある事柄で新たな単元の導入をおこなっていたりと、生徒が関心を持って授業に取り組むことができるような環境づくりに工夫が施されていると感じた。
さらに、教員が全体に向けてかみ砕いてしっかり理解させるときと、理解ができた生徒をミニ先生に仕立て、生徒同士で教え合わせるときの使い分けがされており、学習の根幹となる部分は教員が、学習を経て得た知識を応用するときには生徒同士で教え合うなどの教え方に工夫が見られた。
以上のことから、板書とICT、教員が教える場面と生徒同士が教える場面には適材適所があるため、その適性を見極めて使い分けが必要であると感じた。
2,生徒とのかかわり方を学ぶについて
今回の実習では、教員と生徒の授業でのかかわり方や昼休みの様子、行事に向けて取り組む様子を見ることができた。
まず、授業でのかかわり方について、授業中の生徒のつぶやきを見逃さず拾い全体に共有する場面を何度も見かけた。呟いた言葉を拾い上げ全体に共有されることは、生徒にとって自信につながることであると考えるため、その授業への取り組み方にも影響を与えるのではないかと感じた。
次に、昼休みの様子について、実習の期間中には、各クラスで合唱コンクールに向けた取り組みが行われており、そこに担任の教員が付き添っていたが、教員が取り組み方について具体的に指摘や指示する場面はあまり見られず、生徒たちが自分で考えて行動していることが印象的だった。
以上のことから、生徒のつぶやきを見逃さず全体に共有することや、教員が生徒の活動に対して介入しすぎず見守ることなど、生徒に応じたかかわり方について考えなければならないと感じた。 |
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