蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

qw1s2さんの記録 2025年9月26日(金)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 三重中学校
実施日 2025年9月10日~2025年9月24日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:20時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(机間指導、丸付け)
・休み時間や昼休みでの生徒との触れ合い
・合唱コンクールの練習の支援
・清掃(教室、廊下)
活動の総括
1.子どもたちの努力の過程を観察・評価する
 実習前は、子どもたちが活動に取り組む際に、その結果だけでなく過程を丁寧に見取り、努力や工夫を評価することを意識して支援していきたいと考えていた。実習中、特に合唱コンクールの練習を通して、この姿勢を実際に生かすことができた。たとえば、歌の音程や声量といった成果の部分に目が行きがちであったが、私は「今日は昨日より声が前に出ていたね」などと声をかけ、子どもたちが自らの成長に気づけるよう意識した。その結果、生徒から「みんなの歌う姿勢が良くなった」と話してもらえた。また、合唱練習以外の場面でも、子どもたちの「取り組む姿勢」を評価することを心がけた。例えば国語の授業では、答えを出せない生徒に対しても、授業に積極的に参加し、問題についても教科書を読み込んで熟考していた、という観点から評価した。こうした関わりを通して、生徒が自分の努力を自覚し、前向きに学習へ取り組む姿勢を持てるよう支援できたのではと考えている。
2.子どもたち同士のトラブルへの適切な対応を学ぶ
 実習前は、学級や部活動の場で小さなトラブルが生じた際に、教師としてどのように寄り添い、解決へと導くかを学ぶことを目標としていた。実習期間中、合唱コンクールの練習では意見がぶつかる場面はあまりなかったが、生徒同士が「声が小さい」「やる気がない」と呼び掛けている場面があった。私はその場で注意をするのではなく、騒いでいる生徒たちに「一旦、一曲だけでも歌ってみよう」と促した。その後、最終的には全体練習を進めようという方向にまとまった。この経験を通して、教師が一方的に注意をして回るのではなく、生徒同士が呼びかけ合って活動に取り組める方法を模索する支援の重要性を感じた。また、普段の学校生活でも孤立しがちな生徒に目を向け、授業中に発言の機会を増やしたり、休み時間に声をかけたりすることで安心できる雰囲気づくりに努めた。
3.生徒たちの安全面・健康面に気を配る
 実習前に掲げた三つ目の目標は、生徒の安全や健康に十分配慮しながら活動を支援することであった。特に昼休みには、生徒の事故や怪我に注意を払うことが求められた。私は、環境の整備などの重要性を意識的に伝え、練習の際には生徒の表情や動き、姿勢に気を配った。 さらに、精神的な健康にも配慮するよう努めた。合唱コンクールの練習や授業の場面では、生徒が過度にプレッシャーを感じないよう、「できていない部分」ではなく「工夫している部分」に焦点を当てた声かけを心がけた。生徒たちの小さな努力や成長を拾い上げることで、安心感を持って活動に取り組めるよう支援できたと感じている。

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