蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

22p7gさんの記録 2025年5月25日(日)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 運動会 実施施設・機関等 長崎市立 飽浦小学校
実施日 2025年5月25日~2025年9月10日 実施時間 実施回数:4回  実施時間:25時間

活動内容の概要
・授業中のサポート
・休み時間や昼休み,給食時間における生徒との触れ合い
・運動会における係活動の補助,設営・撤収の手伝い
活動の総括
1「小規模学級における雰囲気を掴む」について
〇運動会を通して
飽の浦小学校は全校生徒50名と生徒数が少ない学校であるが、その分一人ひとりにスポットを当てた活動を行っていると感じた。小規模校であるからこそ、他学年の生徒間の関係が強かったり、教師と距離が近かったりと、温かなかかわりの雰囲気を掴むことができた。運動会の中には、卒業生や未就学児を対象とした競技も設定されており、地域としてのつながりも深くあることを感じた。
また、運動会の際、競技の間に生徒のご家族と少しお話をさせていただく機会があった。ご家族の方は「年々生徒数が減少していってさみしく感じる部分がある」とお話しするとともに、「生徒数が少ない分先生方がより良くしてくださっている」と仰っていた。温かな指導がご家族の方にも共有されていることを感じた出来事であった。
〇日々の授業・生活を通して
2回目以降の実習では主に2,3年生の複式学級に入らせていただき、小規模学級、特に複式学級における雰囲気に触れることができた。
複式学級を受け持つ先生は1人で二つの学年・学級を同時に指導されており、それぞれの子どもが集中を切らさず学習に取り組めるような工夫をなさっていた。特に、指示を出すタイミングをずらして各学年につく時間を確保していたことや、的確な指示によって生徒に「何をすべきか」を理解できる環境を整えていたことが印象に残った。複式学級の経営には高い指導力と工夫が必要であることを実感し、教師の力量の大きさを改めて感じた。
そして、昼の活動の中に縦割り活動を多く取り入られており、生徒間の関係がとても良いことが見て取れた。


2「行事における教師の動きを知る」について
私は行事として運動会に参加させていただいた。運動会当日、朝早くからの会場設営や進行、生徒への関わり等、多くの働きかけを行っていた。小規模校だからこそ人手が足りず難しい部分もあるとお話ししてくださり、実習で学生さんに来てもらえて助かるよ、という言葉をいただいて嬉しかった。
また、運動会の開催前や競技の間に教師と保護者の方がお話ししてらっしゃる姿を複数回見かけ、生徒の当日の様子や、これまで練習してきたときの頑張りを伝えていらした。このように行事を通して保護者との信頼関係を強めていることを知った。またそれ以外にも地域の方との連携や卒業生との関係の継続等もあり、様々な役割があるのだということを知った。

3「グレーゾーンの生徒に対する教師の対応を学ぶ」
実習で入らせていただいたクラスには教科によって支援学級にも通いながら、生活を共にする生徒が複数人いた。グレーゾーンということで意識が学習内容と別の物へ向いたり、内容から少し外れた発言が見られるたりすることがあった。教師は声掛けや指差し、問いかけなど様々な方法で意識を引き付けていた。また全てに声掛けをし正すのではなく、タイミング図る・声掛けや関わり方の方法を変えるなどの工夫が見られ、実際に現場で行われている対応として学ぶことが多かった。また、教師だけでなく生徒間でも「ここに書くんだよ!」「あれやった?」と声を掛け合っている場面が何度もあり、飽の浦小学校の生徒がやさしく、協力し合う姿を多く見ることができた。

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