 |
蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 長崎市立 西町小学校 |
実施日 2025年5月23日~2025年6月16日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
| |
・運動会準備(器具の運搬、土嚢づくり・運搬、テント張り)
・運動会(保護者への声掛け、子どもの誘導)
・運動会会場撤去(器具の運搬、テント撤去)
・教材準備(音楽の教科書の拡大コピー)
・机間指導
・宿題丸付け、宿題チェック |
活動の総括
| |
1."積極的に関わり適切な支援ができるようになる"について
私は、「教科指導や机間指導における意欲付け」「全体と個人それぞれの場面における支援や関わり方」について学ぶことを目的として、授業観察や子どもに対する支援に積極的に取り組みました。
実習を通して、授業中の机間指導や声掛けの場面で、子どもが「考えている最中なのか、分からずに手を止めているのか」を見極めた上で、適切な言葉かけや支援を行うことの大切さを実感しました。算数の授業では、図や関係図を用いて視覚的に理解を助ける工夫がなされており、その上で個別の支援では「比べる数」「もとにする数」の確認や、式と文章の関係を一緒に整理するなど、子どもに寄り添った働きかけが有効であることを学びました。また、教科ごとの指導では、子どもの理解を助ける導入や視覚資料、ICT機器の活用、学び合いの場の設定など、授業設計そのものが支援につながることを実感しました。
教員になった際には、観察を通して子どもの理解の段階を把握し、必要な支援を適切なタイミングで行うことができるような関わりを目指していきたいです。
2."一人一人の児童のことをよく知って信頼関係を築く"について
私は、「一人一人の児童をよく知るための関わり方」「児童の言葉や行動の背景に目を向けるための働きかけ」について学ぶことを目的として、一人一人の児童と丁寧に関わりました。
実習では授業中だけではなく休み時間にも積極的に声を掛け、様々な子どもと関わることを意識して行動しました。自分から話しかけるのが得意な子だけでなく、そうでない子に対しても声を掛けることで、少しずつ関係性を築くことができました。また、子どもの表情や姿勢、言動を丁寧に観察することで、理解の程度や気持ちの変化に気づくことができ、そこから適切な関わりへとつなげることができました。音楽の授業で楽しそうに歌う姿やICT機器を使って工夫しながら学習に取り組む姿からは、子どもたちがいきいきと学ぶ様子が伝わりました。
教員になった際には、子どもの小さな変化にも気づくことができるような観察力をさらに高め、一人一人の個性や背景を理解しながら信頼関係を深めていけるように努めていきたいです。
3."運動会の準備・運営について学ぶ"について
私は、「運動会を円滑に運営するための準備や環境整備」「運動会当日の運営と教師の働きかけ」について学ぶことを目的として、2日間にわたり運動会準備と運動会に参加させていただきました。
運動会準備では、校内倉庫からの器具の運搬、土嚢づくり・運搬の作業に取り組むとともに、5・6年生とテント張りを行いました。運動会準備は、自分が想定していたより大変な作業であること、一つ一つの作業に意味があり、安全で円滑な運動会の運営のために事前の段階から丁寧に進められていることを実感しました。また、行事運営の裏側にある準備の重みと、それを支える教職員の働きを知る貴重な機会となりました。ともに運動会準備に取り組む子どもたちに対しては、安全を意識した声掛けや他者と協力して無理せず作業に取り組むような声掛けをすることで、一人一人が安心して活動できるようにすることが大切であると思いました。
運動会では、退場口での保護者対応と、競技後の児童の誘導に携わりました。保護者の動線に気を配りながら声を掛け、子どもたちには落ち着いて行動できるよう促すなど、周囲の流れを把握しながら対応することの大切さを学びました。また、教師は事前の指導や状況に応じた声掛けを行うことで、子どもたちがそれぞれの係として責任を持って行動できる環境づくりをすることが重要であると思いました。さらに、閉会後には教職員だけでなく、保護者や地域の方々と協力して会場撤去作業に取り組み、学校行事が多くの人の協力によって支えられていることを強く実感しました。
この2日間を通して、教師の役割は単に指導や監督を行うだけではなく、子どもが安心して主体的に動くことができるような環境づくりをすることや、保護者や地域の方々と連携することにも及ぶと学びました。 |
←戻る
|
|
トップページへ戻る
|
|