蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

前田 有海さんの記録 2025年10月1日(水)
体験分野 野外体験実習 活動の名称 宿泊学習 実施施設・機関等 長崎市立 山里小学校(野外体験)
実施日 2025年7月9日~2025年7月11日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:15時間

活動内容の概要
・安全管理に関する知識を活用する(食事関連の衛生対策、夜間の野外での活動時の声掛け、熱中症対策の声掛け、危険個所に立ち入らないよう見張り、博物館内での人数確認)

・チームとして活動する(食事の準備の支援、活動準備の支援、自由時間での積極的な関わり、清掃の支援、イニシアティブゲームの主導、子供たちの牽引)

・子供の目線に立ったうえで、教師として振舞う(食事の支援・指導、活動準備の支援・指導、自由時間での積極的な関わり・トラブルの仲裁、清掃の支援・指導、野外活動の声掛け・指導、イニシアティブゲームの主導、三日間の講評)
活動の総括
1.安全管理に関する知識を活用する、について
3日間を通して、活動における安全面を常に意識した。特にスコアオリエンテーリングでは炎天下で熱中症にならないように声をかけ、ナイトウォークでは暗闇でけがをしないように配慮した行動を促した。また宿泊場面では布団の整頓や部屋の片付けに一緒に取り組み、各活動でもけがを防ぐための環境づくりを行った。リーダー研修で学んだ「自然の中では常に危険を予測する」視点を実際に活かすことができ、子供たちが安心して活動できる基盤を支えることができたと感じる。同時に、まだ声掛けの仕方や指示の明確さには改善の余地があり、今後の課題として意識していきたい。

2.チームとして活動する、について
初日は緊張から子供たちと距離があったが、活動を共にする中で少しずつ信頼関係を築くことができた。夕食の際に「こっちの席に座って!」と誘ってもらえたり、夜に部屋で一緒に遊んだりしたことは、子供たちが自分を受け入れてくれた証であり、大きな自信につながった。またイニシアティブゲームでは、自分が主導してマイクを持ち、先生方や子供たちと協力して活動を進めることができた。先生方から評価と助言をいただき、うまくいった点と改善点を同時に確認できたことも学びであった。実習生としてではなく一人のチームメンバーとして役割を果たせた経験は、今後の教育実践に生かせる貴重なものとなった。

3.子供の目線に立ったうえで、教師として振舞う、について
活動の中では、子供と同じ目線に立って一緒に楽しみながらも、教師として必要な場面で声掛けや指示を行うことを意識した。布団の整頓や食事の準備などでは子供たちと共に動きながら、秩序を保つためのサポートを行った。また、イニシアティブゲームでは子供たちが分かりやすいように説明を工夫し、全員が楽しめる雰囲気を作ることを心がけた。結果として、子供たちの主体的な参加を引き出しつつ、教師としての責任を自覚することができたと感じる。まだ進行の滑らかさや場のまとめ方に課題は残るが、「子供の目線」と「教師としての立場」を両立する感覚を体験できたことは大きな収穫であった。

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