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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 時津町立 時津中学校 |
| 実施日 2025年8月27日～2025年9月5日 |
実施時間 実施回数：5回 実施時間：40時間 |
活動内容の概要
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①中学校での事務作業を覚える
・夏季休業中の課題チェック ・プリント準備（穴あけ作業） ・防草シート設置
②理科教育に関する知識や技術を学ぶ
・授業参観 ・薬品庫の管理
③特別な支援が必要な生徒に対する接し方
・理科の質問対応 |
活動の総括
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①中学校での事務作業を覚える
夏季休業中の課題チェックでは，生徒の取り組みを確認して一人一人にコメントを残したり，シールを貼るなどといった先生方の工夫が見られた。ただ確認して評価するだけではなく，課題から読み取れる生徒の情報もあるため，その点でも課題をチェックするという作業は大切なのだと思った。しかしながら，授業以外の作業として量が膨大になるため，他の先生方と協力しながら進めていかなければならないと思った。教員の業務は授業だけではなく，課題のチェックやテスト作成，採点，プリントや課題の準備など多岐にわたることがわかり，業務の多さを身をもって体験することができた。
屋外で学校用務員の方と防草シートの設置を行ったが，広いグラウンドでは用務員さん1人では追い付かない程の雑草が生える。近隣の方からの厳しいご指摘もあり，防草シートの設置を決めたそうだが，生徒が安心安全に過ごせる環境を整えたり，地域から認められ，協力していただけるような学校づくりを行うことも，学校職員の大切な仕事だと思った。
②理科教育に関する知識や技術を学ぶ
学力の差が大きいため授業を作るのが難しいと感じた。理解できる生徒が飽きずに，より理解を深められるような授業。そして理解が難しい生徒が，少しでも理解できるようになるような授業を作るには教員の工夫が求められると思った。主体的な学びや表現力を身に付けさせる教育が求められているが，それができるようになるためには確かな知識が必要であり，この知識をどれだけ確実に身に付けられるかが大切になる。そのために個別最適な学びを提供することが大切だと思ったが，30数名を同じ時間に授業をするだけでは，個別最適な学びは保証できないため，課題で自主学習ノートを課し，それぞれの知識に合った学習を保障していた。
参観した授業（遺伝）の導入では，猫の写真を見せたり，実物の花を持ってきたり，実際に栄養生殖で植物を増やすなど，生徒をより引き付けるような工夫がなされていた。ただそれをするためには，生徒を理解し，生徒にあった導入を考えるとともに，準備をしなければならず大変な業務になると思った。ICTが普及している中で，ワークシートやノートなどそれぞれの長所短所を見極めながら，単元やクラス，生徒個人に合った方法を選択することが大切で，自分のスタイルを築いていく中で型にとらわれないような授業を作っていきたいと思った。
また，薬品庫の管理では，酸性や塩基性の危険な物質や過酸化水素水，アンモニア水などの薬品も厳重に管理しなければならない。特に時津中学校では理科準備室が2つあり，薬品数も非常に多い。それぞれの薬品の重量を計り，記録していく作業はかなりの時間がかかってしまった。こういった業務は理科の教員の責任であり，学校にいる理科の教員と協力することが大切だと思った。
③特別な支援が必要な生徒に対する接し方
特別支援学級の3年生の生徒の理科の質問対応を行った。理科に対しての興味関心が強く，知識や技能については基本的なものを持っていたものの，苦手な単元について対応を行った。生徒自身がどこまで理解しているのか，短時間で判断することは難しく，どのような指導を行えばよいかわからなかった。そのため生徒を理解して，個人に最適な指導を行うことが大切だと感じた。この生徒の場合，知識はあるものの，問題文の読み違いや読み書きに少し時間がかかるという特性があった。そのため，生徒が読み書きをしている間は，見守るだけで，生徒が読み書きを終えてから声掛けをするように意識した。特別支援の生徒にはそれぞれの特性があることを理解して，その特性に最適な指導方法を求めて言う必要性を感じるとともに，その特性を理解しておくことが何より大切だと思った。 |
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