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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市教育研究所 |
| 実施日 2025年10月6日~2025年10月6日 |
実施時間 実施回数:8回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・個別課題・授業中のサポート
・課外活動での補助・見守り
・クリエイトタイムや昼休み、ふれあいタイムにおける子どもたちとの交流 |
活動の総括
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1.「適切な支援ができるようになる」について
実習期間中、小学生から中学生まで多くの子どもたちと関わったが、その中でも1人1人に合った学習支援をすることができた。また、不登校であることにとらわれず、その日その場にいるその子の表情をよく見て声掛け・行動をすることができ、不登校だからといって接する態度を変える必要はなく、これまで通りその子自身と丁寧に関わっていくことが大切だと学んだ。
2.「信頼関係を築く」について
実習が進むにつれて、子どもたちの得意不得意や、子どもたち1人1人に対する適切な距離感を探ることができた。昼休み、カードゲームに積極的に誘って来てくれる子もいれば、私の方から「一緒にやらない?」と声を掛けると楽しんで参加してくれる子もいて、それぞれに合った接し方を学ぶことができた。
3.「児童生徒の自己有用感・自己肯定感の高め方を学ぶ」について
ひかり教室に通う子どもたちは元気でよく笑う子たちが多かったけれど、そんな子たちでもやはりどこかで自分に自信がないような印象があった。実習を通して、勉強でも運動でも子どもたちが一生懸命何かに取り組み、少しでも成長が見られた時は、私も一緒になって心の底から喜ぶことが大切だと感じた。できるようになる、分かるようになることの喜びは子どもたちにとって本当に大きなものであり、その時の子どもたちの表情はとても輝いていて、大人もその気持ちを共有して全力で喜ぶことが子どもたちの自己有用感・自己肯定感を高めることに繋がると感じた。
長崎市教育研究所「ひかり教室」での学習支援実習を通して、不登校の子どもたちに対する印象が大きく変化した。「本当にこの子が不登校なのかな」と疑問に思うほど元気で思いやりのある優しい子どもたちばかりで、学校の先生たちは、学校という場だけの子どもたちの表情や行動を見て判断してしまうのは、子どもたちにとっても、保護者にとっても、先生自身にとっても本当に良くないことだと感じた。学校の先生はこのひかり教室で活動している時の子どもたちの表情、行動も知るべきだと思うし、その子が「クラスから置いて行かれている」と思わないようにもっと「見ているよ、気にかけているよ」という気持ちを伝えるための行動が必要だと思う。学校という場にこだわりすぎる必要はないが、勉強の遅れを取り戻すためにも子どもたちが学校復帰を目指せるように、その子が学びやすい、過ごしやすい環境を提供する努力が必要である。学校に心から信頼できる大人が1人でもいれば、子どもたちも学校復帰に向かいやすくなると思うため、今回この視点から教育に対して考えられたことはとても貴重な学びとなった。
また、保護者の方にとってもこのひかり教室の存在は大きいものであると感じた。自分の子どもが不登校になると、保護者である自分を責めてしまったり、子どもの将来を不安に思ったりすることもあると思う。そんな時、自分の子どもが「ひかり教室なら行ける」と笑って元気に通える場所があることは、保護者の方にとっても大切で、なくてはならない場所だと思う。
不登校の子どもたちは増加傾向にあるが、「この子は不登校だから」と特別な視点で接するのではなく、これまでの実習で関わってきた学校に通う子どもたちと同じように、その子を知り、その子に合った支援の方法を丁寧に探っていくことが大切だと学ぶことができた。 |
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