蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

k2rB3さんの記録 2025年11月11日(火)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 授業参観 実施施設・機関等 長崎市立 山里中学校
実施日 2025年9月4日~2025年9月15日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:40時間

活動内容の概要
授業中のサポート
活動の総括
1 教師としてのあり方を理解する
実習を通して、授業の進め方や生徒との関わり方など、教員としての在り方を間近で学ぶことができた。
特に、比例の授業を見学した際、比例定数が傾きであることを前提に説明してしまい、学年の学習段階を十分に把握していなかったことに気づいた。この経験から、指導する際には「生徒がどこまで学んでいるのか」を正確に理解した上で授業を構成することの大切さを実感した。
また、実力テストの解説の授業では、教師が「諦めずに取り組む姿勢」を自らの言葉で伝えており、生徒にとって信頼される教員とは、学習面だけでなく、気持ちの面でも支えられる存在であることを感じた。
2 学習支援を通じた関わり方の工夫
学習支援や授業観察を通して、生徒一人ひとりの理解度に合わせた支援の難しさと大切さを学んだ。
一年生の方程式の授業では、問題に集中できない生徒や理解が追いつかない生徒もおり、個別に声をかけたり、できるだけ寄り添った指導を心がける必要があると感じた。
また、授業の中で時間を区切ったり、早く終わった生徒には追加問題を出したりするなど、学習のペースに差がある中でも全員が取り組める工夫がなされていた。こうした実践を通して、全体の流れを保ちつつ、一人ひとりを支援するバランスの取り方を学んだ。
3 生徒との信頼関係の築き方を学ぶ
休み時間や授業中の発問など、生徒と関わる中で、信頼関係を築くためには「生徒の意見を大切にする姿勢」が重要だと感じた。
比例から一次関数への導入の授業では、生徒の発言から授業を展開しており、教師が一方的に教えるのではなく、生徒の考えを引き出すことで主体的な学びが生まれていた。このような授業のあり方が、生徒との信頼関係を深めることにもつながると感じた。
また、導入で生徒の興味を引く題材(伊王島の朝市など)を扱うことで、生徒が自然と授業に集中していく姿が見られた。授業づくりを通して、心を開かせる工夫の大切さを学んだ。
4 教師としての課題を明確にする
実習全体を通して、自分の課題として「学習内容の正確な理解」と「生徒の理解度に応じた柔軟な対応」の2点が挙げられる。
比例の授業での反省から、今後は単元ごとのつながりや指導順序をより意識した授業づくりを心がけたい。
また、授業中に生徒の理解の差が大きく現れる場面では、どこまで全体指導を行い、どこから個別支援に入るかを瞬時に判断する力が必要だと感じた。
一方で、授業中に生徒の発言を生かして展開を変えたり、黒板の書き方や導入の工夫など、良い点も多く見つけることができた。これらを今後の学びの基礎として、より実践的な力を身につけていきたい。

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