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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 村松小学校 |
実施日 2025年5月23日~2025年7月15日 |
実施時間 実施回数:6回 実施時間:42時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(丸つけ、個別指導など)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい(給食指導、遊びなど)
・運動会のテント設営
・児童の作品の掲示(書道、絵など) |
活動の総括
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1.“発達の段階の応じた適切な指導ができるようになる”について
今回の実習では、全ての学年に行くことができたため、それぞれの学年に応じた指導の仕方を観察することができた。その中で低学年では、授業の中で問題の答えを全員で一緒に言ったり、班の全員が解き終わるまで次には進まず児童同士で教え合いをしたりといった、クラス全員で取り組むことが多いなと感じた。高学年では、調理実習の時間に先生があまり細かい指示を出さず、児童同士が協力して問題を解決しようとする姿勢を育てているように感じられた。児童の自立を促しながらも、コミュニケーションをたくさん行い、児童との信頼関係を築いている様子が見られた。このように、発達の段階に応じて指導方法は大きく異なることを実際に観察して学ぶことができた。私自身も授業に参加させてもらう中で、このような発達の段階に応じた指導の工夫を行うことができたのでよかったと思う。
2.“算数科教育についての知識・理解を深める”について
今回の実習では、1年生の算数科の授業を観察することができた。「足し算」の単元で、具体物を行った後の式を用いた学習を観察することが多かったが、やはり児童によって学習の定着度に差が生まれていた。その際、班を作って同じ班の子ができていなかったら解き終わった子が先生となり、その子に教えるという取り組みが行われていた。これは児童同士の学び合いになるため、解き終わった子も学びの定着が進み、解けていない子も「教師の目が届いていなかったから分からない」という事態を避けることができるため、非常に有効だと感じた。やはり30人前後いる児童を、教師が全員把握することは難しいところもあるため、ペアやグループでお互いに見合うという活動は、算数科の授業において非常に大切なことだと思った。その際の注意するべきことはいくつかあると思うので、「答えを安易に教えない」といった注意点は事前に子どもたちに共有しておくことが必要だと感じた。私も教師になった際には、ペアやグループで協力する活動を積極的に行っていきたい。
3.“現場の先生方の時間の使い方を知る”について
実習の中で観察していた先生は、限られた時間の中で非常に多くの業務をこなされていた。例えば、子どもたちが調理実習のレポートを書いている間に先生がノートの丸つけをしていたり、給食を早めに食べ終えて給食指導を行いながらも宿題のチェックを行っていたりする姿が印象的だった。一見すると短い空き時間だが、そうした合間を上手に使って細かな業務を少しずつ進めていくことで、膨大な仕事を効率よく処理しているのだと実感した。時間を無駄にせず、有効活用する姿勢は、私自身も教員として働く際に真似していきたいと思う。 |
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