蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

93r4uさんの記録 2025年10月13日(月)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島実習 実施施設・機関等 五島市立 奥浦小学校
実施日 2025年10月6日~2025年10月10日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中の机間指導
・給食準備や片付け
・朝遊びや休み時間、昼休みの児童との触れ合い
・稲刈りでのサポート(5・6年生)
・小体連の引率(5・6年生)
活動の総括
1.“児童との信頼関係を築く”について
 私は、5日間という短い期間で児童たちと信頼関係を築きたいという思いから朝遊びや休み時間、昼休みに積極的に関わるように心がけた。その中でたくさん話したり、一緒に遊んだりしていくことで一人ひとりのことをより詳しく知れたり、授業中とはまた違う一面を発見したりすることが出来た。また、自分自身を開くことで児童自身も自然と挨拶をしてきたり、話しかけてきてくれたりなどコミュニケーションをとる機会が段々と増えたので良かったと思った。そして、教師として児童と関わることを忘れないように、一緒に楽しむところは楽しんで、注意するべきところはしっかり注意するようにメリハリをつけながら一人ひとりの児童と接することができたので、一人の教師としてこれからも意識していきたい。

2.“授業中においてのICT機器の活用方法について知識を深める”について
 ICT機器の活用方法においては、児童が積極的に活用している場面と教師が授業において活用している場面の2つの場面があった。児童が積極的に活用している場面としては、複式学級において例えば3年生に教師が指導している際に4年生は一人一台パソコンの画面に表示されている漢字ドリルの漢字を手でなぞって練習していたことがあった。ここでは、指示されていた内容が終わっていた時に、児童が自主的にICT機器を活用していた。そして、教師が授業において活用している場面では、5・6年生合同の音楽の授業の際に児童が歌う歌の音声を出したり、音声に合わせて歌詞に印がつくような教材をテレビに表示したりしていた。ここでは、子どもたちにお手本となる歌の歌い方を聞かせたり、歌う際に今どこを歌っているのかを視覚的に伝えたりする工夫があった。
 このように、児童と教師でICT機器の活用方法に明確な違いがあった上で、目の前の子どもたちの実態に合わせながらそれぞれがICT機器を上手く授業に取り入れることができていたので、これからICT機器の特徴を生かした活用方法をしっかり理解し、実践することができるようにしていきたい。

3.“複式学級においての教師の声掛けや指示の出し方についての知識・理解を深める”について
 複式学級は、全学年のうち1・2年生と3・4年生が該当している状態であった。私が5日間の中で見た複式の授業は、3・4年生の複式学級であり、児童の人数比が極端に違う学級であった。観察していく中で気付いたことは、児童の実態に合わせて、時間の掛け方や指示の出し方を工夫しているということである。この学級は、4年生の人数が多いため、全員が内容を理解したり、全体で考えを共有して答えに辿り着いたりするのに時間が掛かることが多かった。そのため、教師が3年生を指導している際には、4年生が自分の考えを持つことができるようにしっかりと時間をとったり、つまづいているところがあった際は4年生に指導の時間をかけることができるように3年生には自分で進めることができる範囲まで学習するように指示を出していた。
 このことから、教師はその都度各学年の進捗状況や理解度に合わせて、時間配分や指示の内容を変えながら授業を進めていくことが求められるのだということが分かった。また、実際に複式学級の特徴や教師の工夫を知ることができたので、これからの授業実践に生かすことができるようにしていきたい。

 

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