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蓄積型体験学習詳細
| A7284さんの記録 |
2025年10月27日(月) |
| 体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島・へき地実習 |
実施施設・機関等 新上五島町立 奈良尾小学校 |
| 実施日 2025年10月20日~2025年10月24日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(机間指導、授業補佐など)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい
(全校遊びへの参加、授業準備・片付けの手伝い)
・清掃(教室・トイレ)
・児童が乗るバスの見送り
・担任の先生、教頭先生、校長先生との実習振り返り(放課後)
・学習発表会参観 |
活動の総括
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1.“状況を把握し、適切な支援ができるようになる”について
私は、この離島実習を通して初めて、離島で学校生活を送る子どもたちと関わりました。同級生が一人しかいないという環境にある子どもが複数いる中でも、全校児童が一体となって学校生活を送っており、子どもたち一人ひとりに「助け合おう」という意識が強く感じられました。
また、先生方の関わり方には、広い視野と一人ひとりに目を向けた丁寧な姿勢がありました。給食や清掃の時間には全校児童と、授業では担当クラス全員と向き合いながら指導を行っており、その関わりを通して子どもたちの中に「チーム学校」という意識が育っていることを感じました。
この実習を通して、小規模校であることを特別視するのではなく、今、目の前にいる子どもたちに必要な支援を考え、行動することの大切さを学びました。
2.“複式学級についての理解を深める”について
実際に複式学級を見学してみると、想像していたよりも教師の動きが少ないことに驚きました。同じ教室内で異なる学年が別の単元を学ぶ中で、導入部分では教師が積極的に介入し、学習の振り返りや思考の時間では、子どもたち自身が主体的に学びを進める姿が見られました。
単式学級では教師が机間指導を行う時間に、複式学級では子どもたちが自ら学習を進めることが求められます。そのため、自分で考え、理解できない部分に気づく力が育まれていると感じました。
また、複式支援を担当する先生が配置されており、担任が一方の学年に関わる時間には、もう一方の学年を支援するなど、教師同士が協力し合って授業を円滑に進めていました。こうした工夫の中に、複式学級特有のチームワークの大切さを実感しました。
3.“子どもたちとの信頼関係を築く”について
実習では、子どもたちに積極的に関わることを心がけて行動しました。実習初日の担当クラスの子どもたちは、出会って間もない私に笑顔で接してくれ、「一緒に教室に行きましょう」と声をかけてくれるなど、思いやりのある姿が印象的でした。授業時間だけでなく、休み時間や給食の時間も大切にしながら子どもたちの言葉や表情を受け止めるように意識しました。その結果、短い5日間の中でも、最終日には「お互いにがんばろう」と声を掛け合える関係を築くことができました。
特に印象に残っているのは、1年生の女子児童です。授業中は感情をあまり表に出さずおとなしい様子でしたが、休み時間や下校時には友達と笑顔で過ごす姿が見られる子どもでした。私が1・2年学級の担当になってからは、その子と会話をする機会が増え、昼休みに一緒に鉄棒をしたり、下校の際に笑顔で駆け寄ってくれたりするようになりました。実習を通して、私がその子にとって安心できる存在になれたのかもしれないと感じ、信頼関係を築くことの喜びを実感しました。 |
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