蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

りんりんさんの記録 2025年10月30日(木)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島・へき地実習 実施施設・機関等 新上五島町立 奈良尾小学校
実施日 2025年10月20日~2025年10月24日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(机間指導,コメント記入)
・授業の参加観察
・子どもとの関わり(昼休み,給食,掃除)
・下校時のバス見送り
・学習発表会の設営片付け
活動の総括
1.地域における学校教育の役割を理解するについて
奈良尾小学校はふるさと教育に力を入れている学校である。学習発表会において奈良尾名物の豆ようかんの作り方や奈良尾の伝統的な万越太鼓、大きなかぶを奈良尾弁でアレンジした”ざあまふっとかかぶ”の発表など地域にまつわる内容を各学年一生懸命発表していた。子ども達の発表の様子を見ていると奈良尾への郷土愛がとても強く地域の良さを外にも広げたいという思いを感じた。幼い頃から住んでいる地域へ愛情が湧くのは当たり前かもしれないが、学校で地域に根ざした教育実践を行うことでより一層地域への思いが強くなりこれからの地域の未来を担う人材の育成にもつながっているのではないかと考えた。奈良尾は人の温かさと綺麗な自然にあふれたとても素敵な地域である。この5日間を通して、奈良尾小の学校教育の役割は”地域とのつながりを感じながら子ども達の郷土愛を深め、地域の良さを次世代に伝えられる人材を育てること”を実感することができた。
2.離島特有の教育環境を学ぶ
奈良尾小学校は全校児童23人の学校である。学年を越えた縦のつながりが盛んで、困っている友達がいたら自然と手を差し伸べられる子ども達がとても多い。少人数だからこそ子どもたち同士の絆がとても強く23人というメンバーへの思いが溢れているとても素敵な環境である。離島特有の教育環境として、奈良尾小は学校らしい学校であるということであると先生方に教えていただいた。大規模校であれば、全員の子どもを平等に見てそれぞれにあった声かけやサポートをしたくても中々手が回らないことが多い。しかし、奈良尾小では少人数でアットホームな雰囲気だからこそ子どもたちそれぞれの特性に合った支援が可能である。個に合った最適な学び、支援が実現されているからこそ誰もが主役になれる環境が生み出されていた。やはりその点は、離島地域の学校であるからこそのメリットだと感じた。

活動の総括
 今回の離島実習では、上五島のみなさんの温かさに触れることができたかけがえのない5日間でした。初日に校長先生から言われた「奈良尾小学校が良い学校なのはなぜか」を常に考えて実習に臨み、毎日の出来事の中で奈良尾の子ども達の良さをたくさん見つけることができました。学校目標通りの笑顔と優しさあふれる子ども達と過ごすことができてとても幸せでした。
 今回私たち実習生4名を受け入れてくださった奈良尾小学校の先生方,5日間宿泊させてもらった民宿「海のはなれ」の神徳さん,奈良尾地域の皆さんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。

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