蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

i6925さんの記録 2025年11月17日(月)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島へき地実習 実施施設・機関等 五島市立 緑丘小学校
実施日 2025年11月10日~2025年11月14日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(マル付け・個別指導)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい(課題提出のチェック・遊びなど)
活動の総括
⒈離島教育の実情を学ぶ
 
 緑丘小学校は規模が大きく、当初は離島らしさをあまり感じない学校だと考えていた。しかし、実習中に保護者の方とお話しする機会があり、「先生方のこと、昨日も見ましたよ。スーツを着ている人はあまりいないので目立っていました」と言われたり、先生からも「昨日○○で見かけたよ」と声をかけられたりした。こうした経験から、離島では保護者や教員に限らず、地域全体の目が行き届く環境であることを強く感じた。
 また、ある保護者の方から、部活動は完全に保護者が運営していると伺った。離島内の大会では勝ち上がれても、市内の学校と対戦するとすぐに負けてしまい、「離島にはやはり限界がある」と話されていた。これは、環境・指導者・人数などさまざまな要因が関わっているのだと思う。そして、この「離島の限界」は部活動だけでなく、教育の分野にも存在するのではないかと感じた。
 実習中の国語科「乗り物」に関する授業では、ある児童に「消防車を見たことある?」と尋ねると、「見たことがない」と答えた。もちろん五島には消防車はあるが、その児童は実際に見る機会がなかった。このように、離島ならではの経験の不足によって今後の学習に差が生まれる可能性があると考えさせられた。

2 信頼関係を築く

 児童には自分から積極的に話しかけ、名前を早く覚えて呼びかけることを意識した。その結果、多くの児童がすぐに心を開き、さまざまな話をしてくれるようになった。一方で、自分から話しかけてこない児童には、無理に距離を詰めず、ほどよい距離感を保ちながら少しずつ関係を築いていった。時間をかけて関わることで、そうした児童たちも徐々に心を開き、自分のことを話してくれるようになった。また、児童と遊ぶ際には手を抜かず本気で向き合うことで、児童たちの自然で心からの笑顔を見ることができ、より深い信頼関係を築くことにつながった。

3 学習支援を行う

マル付けなどの学習支援を行う機会をいただき、主に算数の授業でサポートを担当した。児童によって問題を解くスピードやつまずくポイントが大きく異なることを改めて実感した。間違える児童の中には、落ち着いて考えれば解ける児童もいれば、まだ内容を十分に理解できていない児童もいた。短い1週間ではあったが、児童それぞれの状況を把握し、自分で考え直せる場合には背中を押し、理解が不十分な場合には一緒に一問ずつ確認するなど、支援の方法を使い分けるように心がけた。

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