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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長与町立 長与第二中学校 |
| 実施日 2011年9月2日~2011年10月28日 |
実施時間 実施回数:4回 実施時間:20時間 |
活動内容の概要
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1.特定の生徒の学習支援
長与第二中学校では、学習支援が必要な生徒の資料が作成されており、その資料を元に支援する対象を観察、場合によっては補助を行った。
また、教師によっては支援が必要な生徒を指定していただける場合もあり、その際は指定された生徒を観察、補助した。
生徒一人ひとりに個性があり、「何ができる」「何ができない」「何をして欲しい」「何をして欲しくない」という感情が存在していたが、その全ては読みとることができず、数名の生徒に不快な思いを与えてしまった。
2.クラス全体への学習支援
クラス全体の生徒を対象とした学習支援。
教室内を回り、理解ができていない生徒の補助をしたり、授業に集中していない生徒に指導をしたりした。
3.学年全体や全校生徒を対象とした授業の観察
体育祭前に実習に伺わせていただいたため、体育祭準備の様子を観察することができた。
行進やダンス、開会式などの練習風景を観察し、気分が悪そうな生徒には声かけを行った。
4.給食
全4回の実習全てで給食を生徒と一緒にとった。中学生生徒と会話し、また担任教師と生徒との関わりを見ることにより、生徒と教師のコミュニケーションの取り方や保つべき距離を考えた。
5.休み時間
昼休みや、授業前の休み時間の生徒の過ごし方を観察したり、自らコミュニケーションを取りに行ったりと、生徒の活動の観察と自分の訓練を同時に行える貴重な時間となった。 |
活動の総括
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計画書での目標は、1.理科教育についての知識・理解を深める 2.行事の指導の方法を学ぶ 3.コミュニケーション能力の向上 であったため、はじめにこれらの目標に対しての反省を考える。
1.理科教育についての知識・理解を深める
複数名の先生方の授業を観察させていただいて、やはり教師の違いによって授業の雰囲気も様々であった。口調が厳しかったり顔が険しかったりする教師の授業は比較的静かで、教師の授業の方が生徒の気持ちも引き締まっていて集中しているように見えた。冗談を言ったり笑顔が多い先生の授業は、教科書に載っていない理科についての雑学の話もあり、クラスは騒がしかったが生徒が多く発言し、授業に積極的だったように思えた。クラス・学年が違う2クラスの比較であるため、教師の違いだけで判断することはできないが、どちらの先生方の授業もそれぞれに学ぶ点があった。特に、私の欠点として生徒を恐がって気持ちを強く伝えることができないという点があるため、前者の先生の授業のように引き締まった授業を作るためにもっと精神面を鍛えなければならないと思った。また、授業を豊かにするためには教科書に載っていること以上の知識が必要であり、私は知識が圧倒的に足りないという事に気づいたので、中学校の内容から高校、大学、それらを超えた範囲まで、学習しなおさなくてはならないと思った。
2.行事の指導の方法を学ぶ
体育祭の練習の指導に入れていただいたが、私はほとんど口を出さずに終わってしまった。特定の個人に指導については、指導行えるほど私自身の体育祭(ダンスや行進)についての知識が無いという事と、目立って態度の悪い生徒が見当たらなかったことが原因である。全体への指導については、はじめは恥じらいから他の先生方のように大きな声を出して生徒の意識を高ることがなかなかできなかった。体育祭前の最後の練習では、はじめよりは声を出すことができたが、今思うと、練習中の生徒の耳には届いていなかったかもしれない。「実習生だから」「嫌われたら嫌だ」と考え自分に逃げ道を作ったことが恥ずかしく、もっと堂々と生徒も前に立てるようになることが今後の課題である。
3.コミュニケーション能力の向上
2でも述べたが、大勢の生徒を前にすると、私から生徒にコミュニケーションを取ることが出来なかった。給食の班など、先生方から用意していただいた土壌では自ら生徒に話しかけ、男女ともに会話を成立させることはできたが、あくまでも用意してもらった場であり、コミュニケーション能力が大いに向上したとは言いがたい。授業と授業の間に話した生徒も、生徒から話しかけてくれたケースがほとんどであり、「休み時間に介入してしまったら嫌われてしまうのではないか」と、ここでも言い訳を考え逃げてしまった。
しかし、4日間の実習のうち一番最後の日には、授業の終わりに質問をしてくれた生徒がおり、それらの生徒と次回の授業の作戦を練ったり、部活の話を自らすることができた。
私は自分が生徒からどう見られているのか、こんな風に見られてしまうのではないかといったことを考え過ぎであり、もっと良い意味で「何も考えず」、生徒と関われるようにならなければならないと思う。
これらの目標の他に、今回の実習では多くの時間特定の生徒への学習支援をさせていただいた。
「クラスに2,3人はADHDやアスペルガー症候群の生徒がいる」ということは何度も聞いたことがあったが、実際生徒とは違う視点で公立学校の様子を観察するのは初めてであったため、いかに他の生徒に違和感を与えずに特定の生徒を支援できるかというところに重点をおいて支援を行った。
思春期に突入した中学生にとって、周りと違うということはとても不安でストレスのもととなることである。その中で、自分だけが支援されているというように考えてしまうと、学習する意欲や学校に登校する意欲を削いでしまうのではないかと思い、対象生徒に注目しつつ、教室中を見まわり気になる生徒には声をかけたり、必要があれば学習補助も行った。
私は家族や先生方、友人に恵まれたためか、中学校の学習で躓くことはなかった。そのため、指導をしていても、心のどこかで「その問題のどこがわからないのか」と思ってしまうことがある。しかし実際は、様々な理由により学習についていけない生徒が大勢いることは確実なことであり、理解が出来る生徒、理解が難しい生徒全員にとって、望んだことを理解し教えることができる教師になりたいと思っている。
そのためにはやはり、学習内容やそれ以上の深い理解が必要であり、「――がわからないということは、――を理解していないから、――を説明すればいい」と思考が回るよう、自分自身の知識の乏しさを改善しなくてはならないと強く思った。
長与第二中学校で学習支援実習を行わせていただき、改めて感じた課題は主に
1.知識を得る。特に、理科の専門性を高める。
2.生徒を怖がらない。生徒相手でも、堂々と発言できるようになる。
の2点である。
実習での経験を活かし、課題を克服するべく今後の学習に励み、来年の実習を成功させ、夢を実現できるよう努力したいと思う。 |
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