蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

Aj27jさんの記録 2026年8月7日(金)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎県立長崎東高等学校
実施日 2026年6月1日~2026年7月26日 実施時間 実施回数:9回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業見学(生徒の様子を観察、ふれあい、会場設営等)
・掃除時間における生徒とのふれあい
・休み時間における生徒とのふれあい
・懸賞論文作業補助(番号整理、内容確認、ルーブリック評価)
・生徒会役員選挙立会演説会の見学(生徒の様子を観察)
・薬物乱用防止教室の見学(生徒の様子を観察)
・こころとからだ思春期教室の見学(生徒の様子を観察)
・プリント整理の手伝い
・部活動見学(生徒の様子を観察、定期演奏会来場)
・MIRA-GE next 2026の見学・サポート(生徒の様子を観察、ふれあい、会場設営等)
活動の総括
1.”生徒と信頼関係を築く”について
 実習期間中は、主に授業や集会、休み時間、掃除、部活動、下校時に生徒と関わった。高校生と多くの時間を過ごす中で、明るく元気な姿も見られたが、全体的に落ち着いた雰囲気があり、放課後に質問や進路相談に来たり、バスの中で単語帳を開いて学習したりするなど主体的に行動する生徒の姿が特に印象に残った。高校生は自立に向けて本格的に準備を進める時期であるため、教師は生徒を気にかけて1人1人に声をかける一方で、必要以上に干渉しないことも重要であると感じた。また、生徒が自ら考えて行動できるよう見守りつつ、行動した後には支援を行ったり、話を聞いたりと生徒が安心して自立の準備ができるような環境を整えることも大切だと思った。このように、適切な距離感を保ちながら関わっていくことで生徒との信頼関係や絆が深まっていくのではないかと感じた。このことを踏まえて、挨拶や手伝いなどで生徒とコミュニケーションを取る機会があったが、年齢が近いからこそ、踏み込みすぎないことを意識した。また、生徒から話しかけてもらった際には、その生徒の思いや考えを受け止めたうえで話すよう心がけた。

2.”授業での教員の工夫を学ぶ”について
 授業を観察することで、主に3つの工夫を学ぶことができた。1つ目は、生徒の理解を深めるための工夫だ。評論文の授業では、本文の内容を細かく説明するのではなく、生徒が予習や復習でつまずきやすい「特殊と普通」「有形と無形」「逆説」といった重要な表現や単語、作品の核となる部分に焦点を当てて指導していた。古文の授業では、古文単語や主語の把握、多義語、助動詞の識別、自動詞・他動詞の区別など、生徒がつまずきやすい基礎事項や大学受験でよく出題される内容を重点的に扱っていた。漢文の授業では、動詞を三角、人物を丸、句法を四角で囲むことで視覚的に捉えやすくしたり、受身では「被為見(ヒイケン)」、使役では「使令教碑(シレイキョウヒ)」と漢字を合言葉のようにして生徒に印象付けたりと工夫が見られた。どの授業においても、教師は分かったつもりにならないように復習の時間にノートを見ずに考えさせたり、板書や回答をそのまま写させないようにノートの取り方を指導したりと生徒の記憶に残るような工夫を行っていた。また、電子黒板にスライドを映すことで板書時間を短縮し、効率的に授業を進めていたことが印象に残った。2つ目は、生徒が主体的に考えるための工夫だ。授業では、1人の生徒を指名して発表させるのではなく、じゃんけんの勝敗によって生徒同士で答えを確認させる活動にしたり、傍点がつく表現について、その役割や意味を前回までに習ったかぎかっこの役割をヒントとして提示したりと生徒の思考力を高める工夫が見られた。その際は、生徒がどこでつまずくかを事前に予想して具体例をいくつか用意しておくことや自分事として問題に取り組んでもらうことが重要だと分かった。3つ目は、学びやすい雰囲気づくりと受験を意識した指導の工夫だ。教師の明るい態度でクラスの雰囲気が和らいだり、ユーモアのある返答で笑いが生まれたりと生徒が安心して授業に参加できる教室づくりが積極的に行われていた。加えて、授業で学習した句法が用いられている大学入試問題を配布したり、電子黒板を活用して白文で音読させたりと受験を意識した学習が行われていた。

3.”授業外の教員の行動を知る”について
 授業外の教師の行動については、主に授業後や放課後、部活動などで観察した。まず、行事や講演の準備を見学した。オンラインで実施する場合は、接続確認や講師との打ち合わせ、教員同士の役割分担や情報共有が丁寧に行われていた。また、講演中は、記録や写真撮影を行い、講演後には、お礼の挨拶や次回に向けての連絡も行われていた。このことから、円滑に運営するためには、報告・連絡・相談を確実にし、人との繋がりを大切にしていくことが重要であると感じた。さらに、プリント整理の手伝いでは、コピーしたプリントを自動で一部ずつ仕分ける機会の使い方を教えていただき、その後、資料をまとめて折る作業を行った。これまで私は、プリントの仕分けは手作業やコピー機の設定のみで行っていると思っていたため、専用の機械を活用して事務作業を効率化していることを初めて知り、工夫を学ぶことができた。また、放課後には、質問対応や再テストの実施、検定や進路、探究活動に関する相談・助言、バス乗車時の安全確認など、多くの教員が授業外でも生徒を支えている姿が印象に残った。さらに、大学の出前講義も見学し、進路指導として、大学の教授を招いて大学の授業を体験する機会を設けていた。このような取り組みを通して、教師は、授業以外でも生徒1人1人に寄り添い、支援していることが分かった。教師の仕事について理解を深めることができた。

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