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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎県立長崎北高等学校 |
| 実施日 2026年5月15日~2026年7月10日 |
実施時間 実施回数:8回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・国語科授業観察
・その他の教科(数学)の授業観察
・漢字小テストの採点
・自習の見回り
・部活動の見回り
・高総体ラグビー応援の引率 |
活動の総括
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1.「学校生活全体を通した指導・支援のあり方を学ぶ」について
実習では、授業観察だけでなく、高総体の引率や部活動の見回り、採点業務など、授業外の教育活動にも参加した。実際の教育現場を観察すると、授業だけではなく、生徒の安全や学校生活全体を支える多様な役割によって学校教育は成り立っていることを実感した。生徒との信頼関係の構築や、安心・安全な環境づくりなどの多くの視点から、学校を運営するのだとわかった。
特に印象に残ったのは、高総体引率時の生徒の安全管理である。移動時には交通安全に気を配るだけでなく、先生方の間で役割分担をしながら引率が行われており、試合が終了したあとには、生徒本人の姿を確認してから名簿にチェックを付けるなど、最後まで丁寧に安全確認がなされていた。このことから、「大丈夫だろう」とすぐに判断するのではなく、一つ一つ丁寧に確かめることが生徒の安全を守る上で大切であると学んだ。加えて、熱中症対策として塩分補給やスポーツ飲料の準備もなされており、生徒が安全に活動に参加できる環境づくりの大切さを実感した。
また、授業観察では、生徒との日常的な関係づくりの重要性を強く感じた。雑談を交えた面白い説明、生徒一人一人への声掛けなどが随所に見られ、生徒が安心して発言できる雰囲気が形成されていた。このような信頼関係があるからこそ、グループ活動や対話的な学びが活発になり、生徒が主体的に学ぶ姿勢につながっていることを実感した。
そして、活動を指示するだけではなく、生徒の様子に応じて必要な支援が行われている場面を数多く見ることができた。話し合いが止まっている班への声掛けや、生徒の理解度に応じた助言など、その場その場で支援の仕方が工夫されていた。学校生活全体と深く関わっているからこそ、そのときにあった適切な支援ができるのだと感じ、授業外での関わりも非常に意味のある重要な教育活動であると感じた。
2.「教科指導力を身につける」について
国語科を中心に多くの授業を参観し、発問、授業構成、板書、ICT活用など、教科指導に関する多くの学びを得ることができた。
本実習で観察した授業では、生徒が主体的に考えることのできる発問がよく用いられていた。例えば、本文中の根拠を問い返す発問や、登場人物の心情や行動の理由を考えさせる問い、さらには答えが一つに定まらない問いを授業のまとめに設定することで、生徒自身が考え続ける授業が展開されていた。小説や評論では本文に根拠を求めながら読解する姿勢が大切にされており、主観的な感想ではなく、論理的に考える国語科の学びを支える指導の重要性を理解した。
授業構成については、説明文では、身近な具体例から本文へ入ったり、抽象的な内容を具体化させたりすることで、生徒が理解しやすい授業となっていた。次に古典では、助動詞を暗唱や現代語との関連付けによって学んだり、歴史的背景や人物像について補足説明が加えられたりすることで、生徒が古典に親しみやすくなる工夫がなされていた。難しく感じやすい内容ほど、生徒にとって身近なものへ置き換えることの大切さを学んだ。
加えて、ICTの活用についても印象に残った。生徒がグループでスライドを作成しながら作品を読解したり、電子黒板を活用して重要事項を整理したりする授業では、ICTが単なる道具ではなく、生徒同士の協働や思考の可視化を促す手段として活用されていた。その際、適切なタイミングで声掛けや支援が行われていたことから、ICTを効果的に活用するためには授業者の指導力が重要であることも理解した。
そして、数学の授業も参観したことで、教科を越えて学べる視点が多くあることを実感した。答えだけではなく考える過程を段階的に確認することや、立って話し合う活動などは、国語科の授業にも応用できると感じた。これからは、国語科に限らず様々な教科から学び、自身の授業づくりへ柔軟に取り入れていきたい。
3.「教師になる者としての自覚と責任のある行動を身につける」について
授業を受け身で観察するのではなく、教師を志す者として主体的に学ぶ姿勢を大切にした。授業参観後には、他の実習生と毎回授業を振り返り、それぞれが気付いた点や疑問点について意見交換を行った。そして授業の中で疑問に感じたことや意図が十分に理解できなかった点については、担当の先生方へ積極的に質問をさせていただいた。
この実習を通して、授業力だけでなく、生徒理解や柔軟な対応力、責任感が教育現場では求められることを改めて実感した。実際の授業では、生徒の様子に応じて活動形態が変更されたり、理解度に応じて説明方法や発問が工夫されたりする様子が見られた。また、生徒が安心して発言できる雰囲気づくりや、主体的に学ぶことのできる環境づくりにも細やかな配慮がなされており、教育現場ならではの専門性を数多く学ぶことができた。
そして、多くの学びとともに、今後さらに考えを深めていきたい課題も見つかった。一つ目に、板書と電子黒板をどのように効果的に使い分けるかという点である。実習では、ICTを積極的に活用した授業など、様々な授業実践を観察した。それぞれに異なる良さがあり、教材や学習内容、生徒の実態に応じて使い分けられていることを学んだ。自分が授業を構想する立場になったときには、どのような場面でどちらを選択することが最も効果的なのか、さらに学びを深めていきたいと感じた。
次に、グループワークについても、生徒同士が互いの考えを交流しながら学びを深めることのできる有効な学習形態であることを実感した。実習中には様々な形態や進め方が工夫されており、問いの設定や支援の在り方によって学びの深まり方が変化することを学んだ。今後は、どのような場面でグループ活動を取り入れることが最も効果的なのかについて、自分自身も実践を通して考え続けていきたい。
最後に、古典の授業では、現代語訳や書き下し文をどの程度生徒自身に考えさせ、どの段階で支援を行うことが望ましいのかという点にも関心を持つようになった。実習では様々な授業実践に触れることができ、それぞれにねらいや意図があることを学んだ。これからは、古典学習において生徒の主体的な思考を促しながら理解を支える指導の在り方について、自分自身の課題として探究を続けていきたいと考えている。 |
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