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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 長崎市立 坂本小学校 |
| 実施日 2008年6月5日~2008年12月16日 |
実施時間 実施回数:13回 実施時間:61.5時間 |
活動内容の概要
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授業の進度についていけない、また理解できない児童などの支援をした。主に2学年、4学年を担当し、対象児童にマンツーマンで学習指導をした。その他、授業時の補助や事務作業などを行い、学校で教員が行う仕事の体験をさせていただいた。
また、行事での児童引率や付添を行った。小体会や学校行事に引率として参加し、児童のサポートをした。 |
活動の総括
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私は約60時間の学習支援実習を終えて、様々なことを学ぶことができた。
まず、支援を必要とする児童に対する接し方である。軽度発達障害や学習障害について授業で学習してきたつもりであったが、いざ児童を前にして支援を行おうとすると、うまくいかないことや分からないことだらけであった。そのような症例の児童について具体的に理解できていなかったということを思い知らされた。私が担当した二人の児童のうち一人は、授業に対しての意欲がなく、集中力が持続しなかった。はじめはどんなに声かけをしても全くその様子に変化がなく、どうしていいかわからずに何もできなかった。しかし接していくうちに、その意欲のなさには根底に「理解できない」という思いがあることを知った。理解ができないため授業に対して諦める姿勢が出てしまうのだと感じた。問題をノートに写すことに時間がかかってしまうため、自分で答えを導き出すまでにはまわりが次の問題に進んでしまっている。それで児童は友達や板書の答えを写すのみの授業慣れてしまっていたのだった。また、もう一方の児童はものを書く動作が遅く、板書や計算に時間がかかってしまう。文字や計算方法などを忘れてしまうため、細かい指示がないと授業が成り立たない。自分でやりたいという気持ちが強いので、隣から細かい指示をいれられることを嫌がっていた。しかし間違えた答えを直さないわけにもいかないので、細かく声かけをしてしまい、児童に嫌な思いをさせたことがたくさんあった。この二人の児童との関わりのなかで感じたことは、児童のペースを守ることである。はじめは、まわりの進度についていかせようとすることにだけ目を向けてしまっていた。しかし、その私の姿勢が児童の意欲をそいでしまったり、理解する時間を奪っていると気がついた。また、児童は決して「やる気がない」わけではなく、「やりたいけどできない」という思いを抱えていることを感じた。その児童と接していくうちに、児童のペースややりやすいやり方があることがわかった。「ゆっくりでいいよ」「あせらないでいいから、自分の力でやってみよう」と声をかけると、自分の力でやろうとする姿勢を見せてくれた。大事なことは、「授業の進度に合わせる」ことよりも「授業内容を理解させる」ことなのではないかと感じることができた。
また、学校内で教員が行っている仕事を実際に体験することができた。授業中に児童が嘔吐した際の対応など、緊急の事態に対する動きや児童に対しての接し方など、実習中に学ぶことができなかったことを学べた。他にも学校行事への参加、部活動への参加を通して、授業以外に教員が行っている業務を体験的に学習することができた。実習先の先生方は優しく、どんなこともくわしく教えてくださった。また、実習生を「職員」として扱ってくれたので、ひとつひとつの作業に責任を持って行うことができたと感じる。快く受け入れ、指導をしてくださった先生方に感謝したい。
60時間という長いようで短い期間であったが、児童の姿、先生方の姿から多くのことを体験的に学ぶことができた。大変だと感じることもあったが、とても楽しかったというのが今の正直な感想である。「教員」という仕事に対しての考えがよりリアルなものになり、以前の自分とは違う考え方を持つことができた。この学習支援実習で学んだことは、学校という職場だけではなく、人と接するすべての時に役に立つことであると感じる。この実習で学んだことを忘れず、これからの生活に活かしていきたいと思う。 |
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