蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

Monroeさんの記録 2011年9月25日(日)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島実習 実施施設・機関等 対馬市立西小学校
実施日 2011年9月12日~2011年9月19日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:47時間

活動内容の概要
・運動会ー係り活動(児童応援席)
     準備:グラウンド整備・スローガン貼り
・授業参観(単式・複式)
・給食:準備・片付け
・掃除
・委員会活動
      
活動の総括
 実習を行うにあたって目標とした2点を中心に振り返りたい。

1・離島教育において
【授業について】
 今回は運動会という学校行事の時期だったため、普段の授業の時間が少なかった。だが、全学年の授業を見させてもらうことができてよかった。
 離島の学校は少人数のクラスなため、先生の目が行き届くと言う利点があると感じた。また、子ども一人ひとりの特徴を理解できているので、授業においてのポイントがわかると言うことだった。全体に目が行き、理解度を把握できると言うことは大事であると感じた。40人学級ではその点において難しい・大変な部分があるので、離島・少人数教育でのいい部分だと思った。
 ただ、少人数だと意見が多様には出てこないと言う欠点もあるそうだ。そのため先生が子どもの役で意見を出すが、そう上手くは行かないみたいだった。また、年度によって単式・複式と異なるため、ガイド学習が定着しないとのことだった。慣れていないと言うことと、向き不向きがあるようで、全員が出来るようになるには難しい部分があるようだった。先生によっては、各教科におけるガイドのマニュアルを作られていた。教科によっても、単元の導入・深める・まとめの段階においても、異なってくるのだと知ることができた。
 複式では、附属小学校のように黒板が整備されているわけではなかった。そのため、準備が必要など授業を行うまでに時間を要するのだと思った。また、複式学級ではあるが、支援の先生がこられる場合には、教室を分かれてそれぞれで学習を進めると言うことだった。実習の際にはその時間が多かったので、離島の学校=“複式”というイメージが薄くなった。
 それから、複式学級の学習方法として、黒板を使わなくてもグループでの討論的な形での学習が行えるのだと知った。新たな方法を知れて良かった。

 地域独特の学習というものは見れなかったが、運動会において、「峰町音頭」というものを踊った。地域にはどこにでも音頭があるのかなと思った。

【学校間の連携について】
 西小学校は、すぐ近くに中学校があったため、運動会も合同で行った。この取り組みも2年前くらいかららしいが、保護者の要望(兄弟がいるため、同日開催は困るなど)があったり、地域の子どもの人数が減ってきていることもあり、地域の運動会と言う形になっているようだった。しかし、それが欠点ばかりでなく、地域全体が盛り上がることができていて良いなと感じた。
 合同で行う際には、打ち合わせなど大変な部分もあるが、中学生が加わることにより、小学校側からすると準備がはかどるのだと言うことだった。また、高学年にとっては、1・2年後の自分であることが重ねあわされ、いつもとは違う姿が見られると言うことだった。
 初めて合同の運動会を見たが、それぞれが活躍する場があり、素敵な運動会だと思った。

2・学校と地域との関わりについて
 運動会という行事があったため、地域の方の協力がないと大変な部分があるということを感じることができた。準備において、保護者の方々がテントを運んできて建ててくださったりすることで、学校側の負担が少なくなっていた。また、運動会は地域の運動会も含むものらしく、今回は雨天のため競技がカットされたが、地域のかたがたが出場される種目が沢山用意されていた。運動会と言っても、学校だけのものではない、地域全体のものなのだと感じた。
 また、運動会後の懇親会においては、先生・小中の保護者が集まり、にぎやかな宴会となっていた。先生と保護者という壁はなく、打ち解けている、一体化しているという感じだった。地域の中の学校と言う感じで、共に理解しあえることが、いい教育をしていくためには必要なのかなと感じた。
 地域が限られているから、先生たちの行動も筒抜けになっている部分があるとのことだった。教師のプライベートが確保されるのが難しいこともあるが、筒抜けなぶん、余計に保護者と分かり合える必要があるのかなと思った。自分自身が楽しんで子どもたちと関わっていくためには、保護者との繋がりを確立していくことも必要なのだと感じた。心から人と関われば、分かり合える部分が必ず出てくると思う。モンスターペアレントがいるといわれる時代だが、島ではないと感じた。保護者と教師が同じゴールに向かっていれば、問題はないはずだし、共に解決していくことができるのだと思った。
 共通理解をすることは、どこにおいても同じだと思う。そうなれる環境・関係を作っていくことが、教育を行っていくためには必要なのだと感じた。


3・離島のこどもたちについて
 実習に行って一番感じたこととして、子どもたち同士がとても仲がいいということがある。小学校の規模が小さいためか、学校の校区狭いためなのか、全校児童が友達という感じであった。兄弟・姉妹がいることも確かだが、下級生は上級生のことを「○○にい」「○○ねえ」という風に呼んでいた。また、上級生も下級生のお世話をよくしており、本当の兄弟・姉妹のような感じだった。上下のつながりがとても強く、学校の子どもたちの雰囲気がとてもいいなと感じた。今回は運動会という行事で一体となって頑張るということもあり、下級生は上級生を信じてついていくという姿も見られた。
 子どもたちの関係がうまく築くことができるということは、とてもいいなと思った。大規模校であると、全員の名前を知らない、顔さえ見たことないということも有り得る。小学校段階において、築き上げた人間関係は大人になってもかけがえのないものになるので、その段階でいい関係を築ける環境であることがすばらしいと思った。
 どの学校においても、子どもたちの視野を広げ、さまざまな人と触れ合い、人間関係を築いていける環境づくりをしていくことが必要だと感じた。

 
 離島実習では、今までの実習では経験したこともないこと、感じたことがないことを体験することができた。教育の質はどこであっても同じでないといけないが、その教育環境は学校ごとに大きく異なると思った。いい環境で、いい教育ができることが理想なんだなと感じた。


 

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