蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

maroさんの記録 2012年12月12日(水)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 女の都小学校における学習支援 実施施設・機関等 長崎市立 女の都小学校
実施日 2012年5月30日~2012年11月30日 実施時間 実施回数:15回  実施時間:60時間

活動内容の概要
○授業中における児童の学習支援
○避難訓練での児童の誘導
○給食指導
○学校環境の整備
活動の総括
 今回学習支援として女の都小学校に入り、短い期間ではありましたが現場でしか学ぶことのできない多くのことを体験を通して学び、感じることができました。また女の都小学校は全校児童も少なく、教育実習では見ることのできなかった学校や子どもたちの新たな一面を見ることもできました。そこで今回の学習支援で学んだことや感じたことを主として、大きく三点について述べていきたいと思います。
 まず一点目が子どもとの距離の縮め方についてです。そのポイントとして私が感じたことは、勉強をわかりやすく教えることです。女の都小学校に大学生が実習で入るということはあまりなかったことで、人見知りがなく元気な子は大丈夫でしたが、中には自分から私たちに話しかけることができない子や少し警戒しているような子も見られました。そのような子どもたちにどう接していこうか考えながら学習支援を行っていく中で、その子のつまずきに親身になって対応する場面が何度もありました。すると休み時間には自分から私の方に来て、どこか恥ずかしそうなところもありましたが笑顔で話かけてくれました。それは特定の子だけでなく多くの子で共通することでした。教師としての重要な力量の一つに「授業力」や「わかる授業」というのが挙げられますが、この意味がわかったような気がします。単に学力向上のためだけではなく、子どもたちに「わかる」を経験させ、そこから満足感・達成感を味わわせてあげることは教師と子どもの信頼関係の構築に繋がります。学力向上と信頼関係の構築のためにも教師として授業力の向上や「わかる授業」を行わなければならないと強く感じました。
 次に二点目が小規模校における子ども同士の関わり方です。私が学習支援を通して驚いたことでもありますが、昼休みに他学年と対抗形式でサッカーの試合をしたり、私が鬼ごっこをしていると他の学年の子どもたちもどんどん自主的に参加する等、子どもたちが自ら他学年と積極的に交流を図っていました。これは教育実習ではほとんど見られなかった光景です。教育実習でも縦割り活動の時間が設けられてはいましたが、その他の時間で子どもたちが自主的に他学年と交流する光景は見られませんでしたし、私が小学生のときもそのようなことはほとんどありませんでした。この女の都小学校の子どもたちの人と関わる力というのは高く評価すべき点であると思いますし、この力は小規模校だからこそ自然に培うことのできた力だと思います。横だけでなく縦の繋がりを自ら築いていくことは重要なコミュニケーションスキルであり、生きる力の一つだと思います。縦の繋がりをより大切にした学校運営を考えていくことも重要だと改めて感じることができました。
 最後に三点目が自分自身の一人の教師としての自覚についてです。3年生のときの教育実習の際、現場に入る以上は教師としてやらなければならないという思いを持ってはいましたが、どこかで「所詮大学生だから」という気持ちがあったのは事実です。かといって手を抜いたわけではありませんが、子どもとの関係を気にするあまり厳しく指導することができませんでした。しかし今回の学習支援では私自身教員採用試験に合格し、来年度から一人の教師として教壇に立つことが決まり、現場に入ることに対する意識が大きく変わりました。学習支援前は、週1回程度で毎回配当される学級も違うことからなかなか子どもたちとの関係を作っていくことが難しく、そういった意味では子どもとの関係を考えると教育実習のときよりも厳しく指導することができないのではないかという不安もありました。しかしその不安とは裏腹に、支援をしていく中で自分の目の前で指導すべき場面があったときに躊躇なく指導することができました。当たり前のことではありますが、自分の成長に喜びを感じることができました。それを機に不安もなくなり、教師としての意識を高く持って臨むことができたと思います。意識一つで姿勢は大きく変わりますし、子どもたちから受けるイメージを大きく違ってくると思います。春からは今以上の意識をもっていかなければなりませんが、今回持つことができた教師としての意識は大切にしていきたいです。
 女の都小学校での学習支援は教育実習とは一味違い、手を焼く場面やうまくいかない場面が数多くありました。その一つひとつが自分の力になりましたし、何よりうまくいかないという経験が自分をより強くしてくれました。一筋縄ではいかないのが教育だと思います。そしてその意味を実体験を通して今知ることができたということは大きいと思います。学習支援はあくまで学習支援であり、実際に働きだすと仕事量は今回経験したことの比ではないと思いますが、今回自分の中で手応えがあったことや経験は大切に、そして自信にしつつ、どんな困難にぶち当たっても乗り越えられるよう強く大きな心を持って春からの教師生活をスタートさせていきたいです。
 最後になりましたが、私たち三人を快く受け入れて下さり、過ごしやすい環境を整えてくださった先生方に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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