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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 長崎市立滑石小学校での授業支援 歌唱指導 ピアノ伴奏 |
実施施設・機関等 長崎市立 滑石小学校 |
| 実施日 2012年5月11日~2012年7月29日 |
実施時間 実施回数:10回 実施時間:67時間 |
活動内容の概要
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| 小学校第2・3学年の授業支援 合唱部の歌唱指導 ピアノ伴奏 |
活動の総括
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今回の実習でお世話になった滑石小学校では、主に第2・3学年の学習支援と合唱部の指導をさせていただいた。
第3学年は、比較的落ち着きがあり授業への取り組みも真剣で、話を聞く姿勢や指示されたことを守る、或いは問われたことに対しての受け答えもしっかりできるので、指導をする上での指示の出し方も直接的な表現で伝わりさほど苦労しなかった。児童間の仲間意識も高く、行事に取り組む際や授業で全員で取り組む作業も、互いに教え合い協力する姿勢が見られた。授業での支援としては、机間巡視で問題を解いたり作業を行う児童への助言をすることがほとんどだったが、給食や昼休み、掃除の時間も一緒に過ごすことができ、昼休みは遊びの中でのルールを守ることの大切さを教えた場面もあった。
第2学年は、第3学年と比べ授業に臨む姿勢や話を聞く態度などがまだまだ不十分な所が多くみられ、授業中も私語や授業に関係ない行動をとる児童が多くいた。授業での支援は、圧倒的に第2学年の方で生活指導的な注意や助言を多く行ったように思う。その際、注意の仕方をもっと工夫できるのではないかと考え、ある行動で良かったところ・悪かったところを、児童自身に考えさせるように指導するよう心がけた。しかし、その場での対応がうまくいってもその後の姿勢が長続きする児童は少なく、最後まで注意の仕方に苦戦した。その他の授業での支援は、校外活動の引率や課題の採点などを行ったほか、音楽の授業支援を行う機会をいただくことができた。教材は、「かっこう」「かえるのうた」で、歌唱と鍵盤ハーモニカを演奏するものだった。歌唱では、教科書に載っている発声方法をもとに、自ら実践して児童たちに指導した。鍵盤ハーモニカは、リズムや指番号を守らない児童が多く、楽譜に書いていることをよく読み、それを守ることを心がけさせるよう指導した。小学校低学年の音楽は、音楽的なレベルを求めるよりも音楽の楽しさを見つけることに意義があるように感じた。しかし楽しさを見出すためにも、教科書に準じた正しい知識を身につけることも大切なのではないかと考えた。給食や昼休みも一緒に過ごしたが、第3学年のような落ち着いた雰囲気やルールを守って遊ぶといった基本的な姿勢が身についていないため、時間を意識した行動ができなかったり、遊びの中で仲間外しをしたりと、その都度指導をする形になったが、それぞれの学年での違いが大きいことを知ることができ、たいへん勉強になった。特に第2学年で感じたのは、児童間のケンカが頻繁に起こることだった。他愛もない理由だがその子にとっては大きな問題なのか、必死で自分の意思を強調するばかりだったが、その場でお互いに謝るよう導くことですぐに落ち着いた。問題が生じたり意見がぶつかったりしたときに、お互いの言い分を聞きケンカするのではなく解決するための話し合いをするといった姿勢は、これから成長していく中で身につけていくことであるが、その手助けが少しでもできて、子どもたちが少しずつでも大人に近づくことができればと思う。
合唱部の歌唱指導は、正しい音程で歌うこと、発声の指導のふたつの課題があったと考える。正しい音程で歌うためには、練習の過程でそれぞれのパートのなかで少しずつ出来ないところを細かく切り取って行っていくことが重要だが、私を含め指導する者がいない限り、範唱CDを使っての練習しか行っておらず、ピアノやオルガンを使って細かい箇所を繰り返し練習していないことから取りこぼしが多くみられた。特に旋律を歌わないアルトやメゾ・パートの自由曲は、少しずつ正し音程を覚えていく練習をもっと早い段階から行っておくべきだった。速いフレーズは、テンポを遅くして何度も繰り返しながら段々速くして覚えさせ、忘れそうになったらまた繰り返すというやり方しかできなかったが、譜読みの段階から練習についていられれば、また違ったやり方が考えられたのではないかと思う。発声の指導は、正しい音程とも結びつくことであるが、身体の内部のことを指導していくので、どうしても抽象的な表現に陥りやすい。中学校での教育実習で行ったような発声の指導を行ってみたが、そもそも正しい発声とはどんな声なのか、何を求められているのか分からないのではないかと感じた。正しい発声と間違った発声の両方を聞き比べること、或いは自分たちの歌声を録音して聞くなど、客観的にとらえる指導も必要だったのではないかと思う。コンクールでも指摘された発声は、他の学校の演奏を聞いて自分たちの発声と違うことが分かって、これからの明確な課題として残ったはずなので、重点的に取り組んでいってほしい。また、私自身が小学生に対する歌唱指導の勉強不足だったため、「こういう声で歌ってほしい」「明るい響きで歌ってほしい」と思って指導しても、なかなか伝わらないもどかしさを感じる場面が多くあった。これからの課題として、小学校音楽の歌唱指導・合唱指導を学びたい。
小学校での10日間の実習を通して、児童の学校生活での指導、専門分野を生かした指導の両方を学ぶことができた。私はこの実習で、小学校教育の難しさ、またそのおもしろさを、身を持って体感することができたと同時に、小学校教育に興味を持ち始め、特に合唱指導は、歌の指導をすることのやりがいを感じ、また大きな課題が残ったことでこれからの専門分野の勉強に生かすことができる実習となった。 |
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