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蓄積型体験学習詳細
| 2wh26さんの記録 |
2008年11月20日(木) |
| 体験分野 離島実習 |
活動の名称 学級経営のあり方を学んだ離島実習 |
実施施設・機関等 対馬市立豊玉小学校 |
| 実施日 2008年11月4日~2008年11月7日 |
実施時間 実施回数:3回 実施時間:27時間 |
活動内容の概要
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(1)授業の参観及び机間指導
(2)ふれあい集会準備
(3)給食指導、掃除指導
(4)離島教育、豊玉小学校の学校経営についての講和 |
活動の総括
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豊玉小学校での実習においては、主に学級経営のあり方を学んだ。離島の対馬の中でも、今回実習を行った豊玉小学校は、とても大きな規模の学校のようであった。いわゆる複式学級もなく、海からも遠い。環境もとても整った学校であった。しかし、その豊玉小学校も、現在の校長が赴任された当時は、とてもいい雰囲気の学校ではなかったそうである。どのようにして学校を経営し、不登校者ゼロの現在の豊玉小学校に変えていかれたのか、というお話を、校長先生より初日に講和いただいた。そこで、キーワードとなったのが、教師の学級経営のあり方と掃除指導であった。この軸を中心に、今回の離島実習の成果を以下に三点あげた。
1、教師の学級経営こそが、学校教育の軸であるということ。
2、学校行事は最良の学級経営の手段であるということ。
3、長期的な視点に立った学校経営で、真に学校は変わっていくということ。
一点目について、これは僕自身の配当となった第三、第四学年の担任の先生の姿から学ばせていただいたことが多い。とにかく明るく元気な姿で、子どもたち一人ひとりの個性を伸ばそうと学級を作られる第三学年の担任の先生、メリハリを意識し、信念を持って学級を一つにしようとされる第四学年の担任の先生、僕にはそれぞれの先生方が、何を土台にして学級経営をされているのか、おぼろげながらこのように映った。実際に、このような意識で学級を運営されていたかどうかは分からない。しかし、それぞれの学級経営の根本に据えられた軸というものにブレを感じなかったのである。学級担任のこの「ぶれない心の軸」。これこそ、学校教育の軸であると思った。
二点目について、これは今回の実習が「ふれあい集会」というひとつの行事に向けての準備期間だったことから、学ぶことが多かった。集会では、各学年がこの一年間で学んできたことを、学習発表として出し物として発表する。その際に必要なことは、クラスがひとつになることだった。さらに、何を目標と定めて集会を迎えるのか、まさしくこの「行事」こそ、学級を動かす最良の機会であったのである。第三学年、第四学年というたった一学年の違いではあるが、やはり目標とするものは違いがあったように、僕の目には映った。一人ひとりの活躍の場を与え、個性を発揮させようとされたのが第三学年、それに対し、第四学年の先生が練習のたびに何度も言われたこと、それは「メッセージを伝える」ということであった。まさしく、このことこそ、第四学年の先生の学級経営の目標を具現化するものであったのではないだろうか。実習後の最後のお話の中で、「行事でひとつの波を作ってはおさまり、また波を作っていく、この繰り返しで学級を動かしていく」というような趣旨のことを第四学年の先生が仰られていたが、まさしく行事は、単なる消化試合になってしまってはいけないのだと感じた。
三点目について、これは掃除指導を軸にされた校長先生のお話から感じたことである。四年前に校長先生が赴任された当時、学校の廊下にはゴミも散らばり、学校の雰囲気も現在ほどよく無かったそうである。教師が授業をしている後ろでメモを回しあったり、教師はそれに気づいても見て見ぬ振りをする、そのような状況があったそうである。校長先生はその状況を見たときに、子どもだけでなく教師も叱ったそうである。そうして、教師一人ひとりの指導をする中で学校をよくしていく土台を作り、さらに掃除指導を徹底されたそうである。学校は、すぐに変えようと思ってもすぐには変わらない。しかし、あせらず長期的な視野で、根本的なところから変えていく、この姿勢が大事なのだと思った。子どもをその場で叱るだけでは、その子どもはなんらかの変化を見せても、すぐに同じような過ちを犯す子どもが現れるかもしれない。子どもを変えるためには教師を変え、環境を変える。遠回りかもしれないが、トップに立つものはこのくらいの広い心で対処すべきなのだと感じた。
長くなったが、以上が今回の離島実習で学んだ学級経営のあり方である。少人数で、すばらしい先生方が多く、地域としてもとてもいい環境の豊玉小学校であったがゆえに学ぶことができた、貴重な経験であったと思う。 |
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