蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

t3p8fさんの記録 2012年12月13日(木)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援 実施施設・機関等 時津町立 鳴鼓小学校
実施日 2012年5月20日~2012年12月7日 実施時間 実施回数:10回  実施時間:62時間

活動内容の概要
・授業観察,補助
・学習支援
・給食
・全員遊び
・清掃指導
・行事支援
活動の総括
 本実習を通して感じたことや学んだこと,それをこれからどのように活かしていきたいかを,以下に記していきたいと思う。

1.学級経営 ― 教育観の広がり
 私は本実習でたくさんの子どもたちと共に学んだり遊んだり,継続的に支援に入らせていただく中で,実に多くのことを吸収し学ぶことができた。特に,様々な学年や学級,子どもたち,また先生方と関わらせていただけたことは,私の理想論ばかりの狭かった視野を広げ,柔軟にしてくれたように思う。
 実習当初,固定学年や学級がないことは,子どもたちに受け入れてもらえるかどうか,正直不安な気持ちであった。しかし,鳴鼓小学校の子どもたちは本当に人懐っこく,どの学級に行っても,私たちを歓迎し元気に挨拶をしてくれた。だからこそ,毎時間毎時間,次はどんな子どもたちに会えるのだろう,と楽しみで,気持ち新たに臨むことができた。日頃,中々全学年の子どもたちとじっくり関われる機会はないため,とても貴重な経験となった。
 それぞれの学年・学級にそれぞれのカラーがあり,よさがある。教室の環境や掲示物,学級目標…その全てが学級の雰囲気に繋がっているように見えた。そこには担任の先生方の細やかな配慮や,強い想いがたくさん込められており,それを肌で感じ見させていただけたことも,大きな学びであった。将来自分がどのような学級づくりを行うか,ここでの経験を大いに活かしていきたいと思う。

2.子どもとの関わり ― 教師の役割
 私は子どもと関わる際,その個を尊重し理解しようとすると共に,どんな時でも寄り添っていける教師でありたいと思っている。本実習の中で,そのあり方を先生方から学ぶと共に,自分に足りないもの,改善すべきところを知りたいと,ねらいの一つにも据えていた。そこで私は,“寄り添う”というのは,ただ理解を示し傍にいることだけではなく,時にその子の成長を信じ,離れる,見守ることも必要だということを学んだ。
 ある日,低学年の男の子が,休み時間に外で遊べず泣いていた時,私はすぐに傍に座り込み,どうしたの,何か悲しいことがあったなら先生に教えて,とまず子どもの心情を理解しようと図った。しかし先生は私に「構わなくていいですよ」と言って,その子に対し「泣いてもいいけど,もう少しで授業だからそれまでに気持ちを切り替えてね」と言って,教室を出て行かれてしまった。私はどうしたらよいか戸惑いながらも,その子の傍を離れ,遠くからそっと様子を見ていた。するとその子はいつの間にか泣き止み,みんなの輪に入っていたのだ。その子は自分で自分の気持ちを整理し,乗り越える力を持っていたのだ。他にも,私がすぐに言葉をかけてしまいそうになるところを,先生は敢えて見守っていたり,時には厳しく対応されたりしていた。私はこれらの経験から,自分は少し過保護な部分があることに気付き,それは時に子どもの成長を阻止してしまう恐れがあることに気付いた。子どもたちの問題はあくまで子どもたちの問題だ。子どもの課題にどこまで教師が関わり支援していくか,そのラインを見極めることも教師にとって必要な資質だ。自分に足りないものに気付き,再度見つめ直すことができたことも,本実習の大きな収穫であったといえる。

3.学習指導 ― 特別支援 
 本実習の大きな目的は,子どもたちの学習支援であった。どちらかというと先生方の授業を参観させていただいたり,子どもたちの学びの実態を見させていただくことが大半を占め,自分がした支援がどう子どもたちに影響や効果を与えることができたかは正直わからない。しかしその中でも,自分が支援につくことの必要性を感じさせられたのは,特別な支援が必要とされる子どもたちとの関わりの中にあった。特に図工や家庭科など,見通しが持ちにくい活動を行う際,それは顕著に現れ,全体と個に対する一斉指導の難しさを感じた。時に私は,その子が授業についていくことに,困難さはないのかと感じることもあった。しかし,それは周囲の子どもたちによって救われ,支えられていた。そして先生方も,発達段階に応じた指示のあり方や,発問のあり方などを工夫されており,通常学級における特別支援のあり方を学ぶことができた。どんな子どもでもわかる授業,また過ごしやすい学級,学校とはどのような姿なのか,それを学び考えることができたように思う。

4.行事支援 ― みんなで子どもを育てる連帯感
 運動会やふれあい餅つき会,バイキング給食など,学校で行われる様々な行事には,保護者の方や地域の方の協力が必要不可欠だ。地域教育の希薄化が問題視される中,鳴鼓小学校ではたくさんの方々の支える姿を見ることができた。多くの人々が学校に携わることは,子どもたちが“自分は決して一人じゃないんだ,多くの人に見守られて生きているんだ”という安心感や,感謝の気持ちを育てるためにもとても大切なことだ。この学びを忘れずに,自分が教師になった時も,周りの方々とのつながりや支え,感謝の心を大事にし,それを子どもたちにも伝えていけるような教育を目指していきたいと思う。

 本実習を振り返ってみると,果たして自分がどこまで子どもたちのためになったのか,学びを支援することができたのか,正直わかりません。ですが,先生方がそのお姿で示してくださった,子どもと真摯に全力で向き合うことの大切さは,私にとって大きな学びとなり,最後の子どもたちのありがとうの笑顔やさようならの涙,頑張ってねの言葉は,今後教師として頑張る糧となりました。本実習で学んだことを忘れずに,いつでも謙虚な気持ちで,そしてやる気・根気・元気をもって,進んでいきたいと思います。鳴鼓小学校の子どもたちとの出逢い,そしてお世話になった先生方に,心から感謝致します。本当にありがとうございました。

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