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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島実習 (壱岐市立三島小学校) |
実施施設・機関等 壱岐市立三島小学校 |
| 実施日 2008年9月24日~2008年9月30日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:36時間 |
活動内容の概要
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・授業の補助
・運動会練習や係活動、準備などへの参加、協力
・運動会への参加、協力
・ジュニア練習(放課後)への参加、協力
・児童宅へのホームステイ |
活動の総括
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三島は壱岐の中でもさらに離島となっており、壱岐本島とも一線を画した地域性を持つ場所であった。長崎県内にもかかわらず、長崎市内から高速バスや船を乗り継いで行くと8時間以上の時間を要した。その三島にある唯一の学校である三島小学校は大島・長島・原島の三つの島に本校および二つの分校を持つ。これらの島は総人口500人以下、総面積約2km2という状況であり、島民はみな知り合いといった様子であった。
子どもたちは元気がよく、相手の言葉にははっきり返事をし、教師の指導に対して素直であるように感じられた。実習生の私たちに対する返事や、運動会の練習時の指導に対する態度にそれが表れていた。運動会の練習を子どもたちのそばでずっと見ていたが、日を追うごとに子どもたちの素直さやひたむきさをいっそう強く感じることとなった。
ジュニア練習(放課後:ソフトボール)は、子どもたちの保護者を中心として地域の方々も密接に関わっていた。練習を見に来ていたり、子どもの帰りの迎えに来ていたり、なかには子どもたちと一緒になってソフトボールに参加される方もいた。練習は大島本校のグラウンドで行われる。そのため、長島の子どもたちは保護者の方々の軽トラックに乗せられて橋を渡って帰る。原島の子どもたちは保護者の方が出してくれる船で帰る(この時間帯には原島に渡るための公共の船は出てしまっている)。私は原島の担当だったので子どもたちと一緒に船に乗せてもらって原島に渡った。こうした様子を通して、保護者の方一人ひとりが「我が子だけに何かをしてあげようとしている」のではなく、「すべての子どもたちに対して支援を行う姿勢」を持っているように感じられた。
三島小学校の運動会ではいくつかの特徴が見受けられた。①保護者の参加を前提として運動会のプログラムが組まれている(保護者の参加率が非常によい)。②保育所合同の運動会になっている。③後片付けに保護者が率先して加わる。④運動会の準備・競技・後片付けへ取り組む子どもたちの姿勢が素直。⑤ゴミを置いて帰る人がいない、などである。これらは三島小学校の校長先生や教頭先生をはじめとした先生方が言っていたことであり、参加した私自身が感じたことでもある。普段の学校生活だけでなく、こうした行事においても保護者の大きな支えによって取り組みが成り立っていることを感じることができた。
運動会後には反省会が行われた。反省会(内実は交流会)には、先生方はもちろん保護者の方々が多数集まった。保護者の方々は三つの島から来ているのだが、小さな島であるせいか集まった人たちはお互いに気の知れた仲といった様子だった。私たち大学生にもよくしてくれ、楽しい交流会となった。こうした集まりも先生と保護者、保護者と保護者の親密なつながりがあるからこそできることだと感じた。そして、こうしたつながりを持っているという事実こそが、この離島実習で感じ取るべき本質なのではないかと思った。
実習期間が一週間しかない中で実に様々な経験ができた。実習前までは、授業の形式を知ることなど離島の「学校の」実態を知ることが実習の目的だと考えていた。しかし実際には、学校生活へのかかわりを通じて「地域の」実態を知ることこそがこの離島実習の目的だったのだと思えた。ホームステイ先のご家庭には大変なお世話になった。どの家庭でも非常によくしていただいた。また、校長先生をはじめとして一人ひとりの先生方にご尽力いただいていたことにも感謝したい。多くの方々が私たちの実習が始まる前からその準備に動いてくれていた。そのことがよくわかる実習でもあった。
一週間で多くの出会いとともに多くの別れを経験することとなった。せっかく仲良くなれた子どもたちともあっという間にお別れだった。三島小学校の子どもたちとは機会を見つけて再会できたら嬉しい。また会える日まで私たちのことを覚えていてくれたら嬉しい。 |
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